RLSA【Remarketing List for Sesrch Ads（検索広告向けリマーケティング）】を使った獲得増加事例

RLSA（検索広告向けリマーケティング）とは？

Google ディスプレイネットワークにはリストを用いたリマーケティング配信という機能があり、タグが埋め込まれたページまたは指定したURLに流入したユーザー広告を配信する仕組みだ。RLSAは「検索広告向けリマーケティング（Remarketing List for Sesrch Ads）」という名前の通り、リマーケティングリストを使って、一度リマーケティングタグを埋め込んだページに流入したユーザーに対して、グループ単位でキーワードや入札単価・広告文などを柔軟に変更して広告を配信することができる機能だ。例えば同じキーワードで一度流入したユーザーと新規ユーザーとで入札額を変えて配信したり、流入ユーザーと新規ユーザーをグループで切り分け、流入ユーザーと新規ユーザーで表示させる広告を変更したりといった感じだ。

事例

今回紹介するのはサプリ商品を販売するクライアントだ。このクライアントは指名キーワード、リマーケティング以外での獲得（購入、定期購入）の増加に苦しい状況であった。弊社は様々なワードの掛け合わせや広告のABテストを行ったが、中々指名キーワード以外での獲得（購入）が増えない状況であった。そこでキーワードの登録や広告文のテストではなく、RLSAを用いて一度広告のリンク先に流入したユーザーが［サプリ］、［健康サプリ］といった一般ワードを検索した場合にのみ広告を配信。今まで無駄クリックが多く、CPCが高くなりがちな一般ワードをRLSAをもちいて流入ユーザー（見込みユーザー）にのみ配信し、獲得増加を狙った。このクライアントは指名キーワード以外での獲得（購入）の増加に苦しい状況であった。弊社は様々なワードの掛け合わせや広告のABテストを行ったが、中々指名キーワード以外での獲得（購入）が増えない状況であった。そこで動的検索広告を導入し獲得（購入）増加を狙った。以下の数値がRLSAを行う前のCVとCPAの数値である。

RLSAの導入前後でCV数が先月対比105%増加し、CPAも先月対比95%の抑制、改善に成功した。また、RLSA単独の数値は広告費￥30,000でCV数15件、CVR8.8%の数値であった、RLSA導入前の一般ワードは広告費\30,000でCV数は8件、CVRは3.27であった。

まとめ

今回の事例では、RLSAを使った獲得増加事例ついて紹介した。今回のクライアントでRLSAの施策がうまくいった要因として、リマーケティングリストに膨大な数のユーザーがたまっていたことが挙げられるだろう。理由としてRLSAはリマーケティングリストに1000ユーザー以上溜まっていなければ広告を配信できない、今回クライアントはデフォルトリストだけでも30,000以上、リストをユーザーのモチベーションや、サイトページごとに切り分けても常に1,000以上のユーザー数を確保できていたところが大きい。また、デフォルトリストが1,000超えたからといってすぐにRLSAをおこなったとしてもユーザーの購買意欲に合わせて適切にリストを作成し、キーワード、広告を選定しなければ成果をだすのは難しい。まずはリマーケティングリストのユーザー数をがたまった時にRLSAを検討してみてほしい。一RLSAの設定方法について以前記事にも上げたので、こちらも参考にしてみてほしい。
・リマーケティングリストの活用　RLSA（Remarketing　List　for　Search　Ads）
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