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Googleファインド広告とはGoogleサービスの3つの配信面(YouTubeのホームフィード、Discover、Gmail)で月間30億人ものユーザーにアプローチ可能な広告メニューである。
Googleサービス内の配信であることから、Cookie規制が厳しいという状況下においても精度の高いターゲティングを実現することが可能である。また、Google独自のアルゴリズムを利用して、ターゲットユーザーが商品やサービスに関心を示して行動する可能性が高いタイミングを捉えて、より関連性が高い広告を表示することが可能である。今回はそんな「Googleファインド広告」について、そのメリット、デメリット、具体的な設定方法等を解説していく。
【目次】
1. Googleファインド広告の特徴(メリット・デメリット)
Googleファインド広告のメリットを大きく4つに分けてご紹介する。
冒頭で記載したようにファインド広告は1つのキャンペーンで下記のGoogle主要3サービスにまたがった配信が可能である。
・Google Discover
・YouTubeフィード
・Gmail
各媒体に共通して言えるのが、ユーザーが次のアクションを起こしやすいタイミングということであり、自然と広告効果を高めることができる。ただし、特定サービスの配信面に限定はできない点は留意いただきたい。
ファインド広告は配信先に合わせて、成果の良いクリエイティブを自動で生成し、他コンテンツに自然と溶け込むような形式で表示される。
また、基本的にフィードの間に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすいという特徴がある。
ファインド広告はGoogleアカウントのログインデータを利用するため、ターゲティングの精度が高いという特徴を持つ。ユーザーの検索履歴や動画視聴履歴などに基づいて、関心が高いと判断された広告が表示される仕組みとなっている。
このキャンペーン タイプでは、Google のオーディエンスとユーザーの意向シグナルに基づき、お客様のブランドを知った場合に利用する可能性の高いユーザーを対象に、視覚と気持ちに訴えるカスタマイズされた広告エクスペリエンスを1つのGoogle 広告キャンペーンで提供することができます。
ユーザーの意向を把握する Google 独自の技術を利用して、ユーザーがお客様の商品やサービスに関心を示して行動する可能性が高いタイミングを捉えて、より関連性が高い有益な広告を表示できます。
※出典:Google広告ヘルプ ファインド キャンペーン について
また、ファインド広告ではアカウントのログインデータを利用するという特徴から、カスタムセグメントとして、「Google でこれらのいずれかのキーワードを検索したユーザー」というターゲティングを設定することが可能である。これは過去にGoogleのサービスで特定の語句を検索したユーザーに配信することができ、通常のディスプレイ広告では設定できないターゲティングとなるため、より確度の高い新規ユーザーへの配信手法としても有効である。
※参照元:Google広告管理画面
ファインド広告における入札戦略は「目標コンバージョン単価」か「コンバージョン数の最大化」の2つから選べる。他のプロダクトよりも入札調整が容易という点はメリットだが、入札単価調整が出来ないこと、コンバージョン数が少ない商材では安定しにくい点などがデメリットとして挙げられる。
次にGoogleファインド広告のデメリットを2つご紹介する。
・個別単価設定を使った入札戦略
・配信方法
・モバイル デバイス ターゲティング
・プレースメント ターゲティング(プレースメントの除外を含む)
・フリークエンシー キャップ
・広告のローテーション
・コンテンツ ターゲット
※出典:Google広告ヘルプ ファインド キャンペーン について
Google Discover、YouTubeフィード、Gmailの3媒体はそれぞれアプリでの使用率が高いため、スマートフォンへの配信割合が多くなる。そのため、BtoB商材など、基本的にコンバージョンがPCで発生するアカウントとの相性はあまり良くない場合が多いため注意が必要である。
ここではGoogleファインド広告の設定方法についてご紹介する。
① 管理画面のキャンペーン一覧から「+」(新しいキャンペーンを作成)をクリックし、いずれかのキャンペーン目標を選択する。
・販売促進
・見込み顧客の獲得
・ウェブサイトのトラフィック
・目標を指定せずにキャンペーンを作成する
※参照元:Google広告管理画面
② キャンペーンタイプで「ファインド」を選択する。
※参照元:Google広告管理画面
③ ウェブサイトURL、任意のキャンペーン名を設定する。
※参照元:Google広告管理画面
④ 各種キャンペーン設定を入力する。
・コンバージョン目標
・配信地域
・言語
・単価設定
・日予算
※参照元:Google広告管理画面
⑤ ターゲット設定から「オーディエンスの作成」をクリックする。
※参照元:Google広告管理画面
⑥ 任意のカスタムセグメント、興味関心やライフイベント、ユーザー属性などを設定する。
※参照元:Google広告管理画面
ファインドキャンペーンでは「ファインド広告」「ファインドカルーセル広告」の2種類のフォーマットから選択できる。
① 広告作成、画像の赤枠部分から「ファインド広告」を選択する。
※参照元:Google広告管理画面
② URL、画像(ロゴも必須)、見出し、説明文などを入力する。
※画像、見出しの規定は以下表に記載。
※参照元:Google広告管理画面
① 広告作成、画像の赤枠部分から「ファインドカルーセル広告」を選択する。
※参照元:Google広告管理画面
② URL、画像(ロゴも必須)、見出し、説明文などを入力する。
※画像、見出しの規定は以下表に記載。
※参照元:Google広告管理画面
ファインドキャンペーンの成果はデータが増えるにつれて向上する。
そのため、Googleの機械学習でキャンペーンの最適化を行うためには、2~3週間の期間を要し、その間はキャンペーンへの変更は加えないことが推奨である。
1 日の平均予算として目標コンバージョン単価の 10 倍以上の金額を設定し、少なくとも 40 件のコンバージョンが発生するまでキャンペーンへの変更を控えましょう。
※出典:Google広告ヘルプ ファインド キャンペーンでユーザー行動を促す
効果的なファインドキャンペーンの多くでは、カスタムインテントやリマーケティングなど、検索、動画、ディスプレイキャンペーンで成果を上げているオーディエンスを再利用している。
また、同時にオーディエンスの拡張機能を使うことで、現在のオーディエンスに類似したより多くのユーザーにリーチできるようになり、全体的な掲載結果を向上させることが可能である。
ファインド広告は YouTube、Discover、Gmail で表示され、その際、それぞれのプロパティで最善の成果につながる画像のオプションとサイズが自動的に選ばれるため、すべての画像サイズを網羅しておくことで広告効果を最大化することができる。
今回はGoogleファインド広告についての特徴やメリット、設定方法を紹介した。
ファインド広告はこれまでのディスプレイ広告と比較すると、運用者が調整できる部分が制限されているため、機械学習など配信の仕組みを十分に理解しながら進めていくことが重要である。今後はファインド広告だけでなく、検索、ディスプレイなどを含め、より一層自動化が進んでいくことが予測される。だからこそ、運用だけではなく、クリエイティブなどが効果に及ぼす影響も大きくなっていくことが予想される。
メディアハウスでは、100人以上から構成されるクリエイティブチームを社内に有しており、クリエイティブ作成から広告運用、レポーティングまで一気通貫で行ったトータルソリューションを提供している。広告運用だけではなく、クリエイティブの観点からも相談したいという方はぜひお気軽に問い合せいただきたい。
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