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GDN(Google display network)とは?Google広告で配信することができるディスプレイ広告についてご紹介

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GDNについて、ターゲティング・クリエイティブの観点でご紹介!

広告主の皆様、Googleディスプレイ広告を活用し、広告効果の最大化を図れているだろうか。Googleディスプレイ広告では、Googleの所有するサービス(YouTubeとGmail)に加えて、3,500万ものWEBサイトやアプリで、世界中のユーザーにアプローチし、Google検索以外の場所でもリーチを拡大することが可能である。見込み顧客の獲得、WEBサイトのトラフィック増加、あるいはビジネス、商品、サービスの認知度の向上や比較検討の促進を目標とし、様々なターゲティング、入札、フォーマットで機械学習ソリューションを活用して、新規または既存のオーディエンスにリーチできるため、効率的に広告の成果を向上することができる広告配信手法である。

「Googleディスプレイ広告を利用したいが、どのターゲティング手法を選べばよいのか分からない」

「そもそもどんなターゲティング手法があるのかよく分かっていない」

そんな、Googleディスプレイ広告を活用したくてもなかなか手を出せていない方のために、今回のコラムではGoogleディスプレイ広告のターゲティングやバナーの種類についてご紹介しよう。

参照:ディスプレイ広告と Google ディスプレイ ネットワークについて|Google広告ヘルプ

目次

1.ターゲティング

2.バナーの種類

3.まとめ

1.ターゲティング

リマーケティング

リマーケティングとは、サイト訪問者に対して広告を表示させる手法である。「昨日、ある花屋のサイトを見ていたが、翌日その花屋の広告バナーが表示されている」といったような経験も皆さんあると思います。サイト訪問者(離脱者)に対し、再度広告を表示させることで、再訪問・購入・登録を促す事が可能となっている。自社のサービスや商品に興味がある利用者へのアプローチとなるため、有効な配信手法となる。また、リマーケティング広告の設定は細かな調整も可能であり、「申込フォームページ」の訪問者や「商品購入カートページ」の訪問者といった、指定するページへの訪問者カスタマイズ設定も可能である。これにより、「購入カートページ」で離脱したユーザーには広告入札の強化を行い、購入完了に進む再訪問の促進を目的とした広告表示も可能である。

ユーザー属性

ユーザー属性ターゲティングを使用すると、特定の年齢層や性別、子供の有無、世帯収入に該当する可能性の高いユーザー層に広告を表示することができる。たとえば、女性専用のエステサロンを経営している場合には、男性には広告が表示されないように設定できる。ディスプレイ広告では、下記のユーザー属性が指定可能だ。

年齢: 「18~24 歳」、「25~34 歳」、「35~44 歳」、「45~54 歳」、「55~64 歳」、「65 歳以上」、「不明」

性別: 「女性」、「男性」、「不明」

世帯収入: 「上位 10%」、「11~20%」、「21~30%」、「31~40%」、「41~50%」、「下位 50%」、「不明」)

子供の有無: 「子供あり」、「子供なし」、「不明」

参照:ユーザー属性ターゲティングについて|Google広告ヘルプ

ライフイベント

人生の大きな節目を迎えるユーザーに対してアプローチが可能なターゲティングである。大きく分けてライフイベントでは下記の7種類のターゲティングが可能となっている。

▼ライフイベント

マイホームの購入、大学卒、定年退職、引越し、結婚、起業、転職

参照:

オーディエンス ターゲティングについて|Google広告ヘルプ

キーワード

キーワードターゲティングとは、設定したキーワード情報を取り扱ったサイトに広告を表示させる事である。例えば、キーワード「サッカー」であれば、サッカーに関するサイトにのみ広告を表示させる事が可能である。自社サービスに特徴があり、その特徴を持った情報ページに対してのみ広告表示を行えば、自社サービスと親和性の高いユーザーが見る確率が高くなり、コンバージョン率の高いアプローチが可能となる。注意したい点は設定したキーワードがニッチなワードとなると配信面が極端に少なくなるため、予算消化、インプレッションの獲得が難しくなる。こちらのターゲティングを使用する際はキーワードの配信ボリューム等も意識する必要性が高い。

トピック

トピックターゲットを使用すると、対象のトピックに関連するページへの広告配信となる。キーワードでのターゲティングとは違い、Googleが指定したウェブサイトのトピックに基づいて広告配信を行うため、より自由度を求める場合はキーワードでのターゲティングを、より広く適切なトピックがある場合はトピックによるターゲティングを選択することをおすすめする。

▼トピック

アート・エンターテインメント、インターネット・通信、オンラインコミュニティ、ゲーム、コンピュータ・電化製品、ショッピング、スポーツ、ニュース、ビジネス・産業、フード・ドリンク、ペット・動物、不動産、世界の国々、人々・社会、仕事・教育、住居・庭、健康、旅行・交通、書籍・文学、法律・行政、科学、美容・フィットネス、自動車、資料、趣味・レジャー、金融、など

参照:トピック ターゲットについて|Google広告ヘルプ

アフィニティ

アフィニティカテゴリを使用すれば、商品に強い関心を持っているユーザーにアプローチして、ブランドの認知度と購入意欲を高めることができる。

▼アフィニティカテゴリ

スポーツ・フィットネス、テクノロジー、ニュース・政治、フード・ダイニング、メディア・エンターテインメント、ライフスタイル・趣味、乗り物・交通機関、家庭・園芸、旅行、美容・健康、買い物好き、銀行・金融、など

参照:Google 検索で最適なユーザーにアプローチする|Google広告ヘルプ

購買意向の強いオーディエンス

購買意向の強いオーディエンスを使用すれば、ウェブページの閲覧中に特定の種類の商品の購入に関心を示したユーザーにリーチすることができる。認知よりもより獲得を求めるオーディエンスにターゲティングしたい場合はアフィニティではなく、こちらのターゲティングを使用することを推奨する。下記の各カテゴリにはさらに詳細なサブカテゴリがあり、サブカテゴリをターゲットに設定することもできる。

▼購買意向の強いオーディエンス

アパレル・アクセサリ、自動車・車両(部品・修理)、ベビー・子供用品、ビジネスサービス、パソコン・周辺機器、家電、一般消費者向けソフトウェア、出会い・交流サービス、教育、雇用、金融サービス、ギフト・行事、家庭・園芸、不動産、スポーツ・フィットネス、通信、旅行

参照:購買意向の強いユーザーのターゲティング|ディスプレイ&ビデオ 360ヘルプ

カスタムセグメント

カスタムセグメントでは、関連性の高いキーワードやURL、アプリを入力することで最適なオーディエンスにアプローチが可能となる。上記のアフィニティや購買意向の強いオーディエンスと違い、カスタムセグメントでは広告主が設定した情報をもとに興味関心や購買意向を持つユーザーに対して広告を表示できるため、よりカスタム性が高いターゲティングとなっている。例えば、購買意向の強いオーディエンスでは「自動車」を購入検討しているユーザーに広告配信が可能であるが、カスタムセグメントでは、「自動車」からさらに深く、「旧車」を購入検討している層を指定して配信することができるようになる。

プレースメント

プレースメントとは、YouTubeやGoogleディスプレイネットワークで広告を表示できる場所のことである。プレースメントターゲットを使用すると、動画キャンペーン及びディスプレイキャンペーンにおいて特定のページに広告を配信するよう設定することができる。そのため、ターゲットユーザーがアクセスするであろう特定のWEBサイトがわかっている場合は、そのWEBサイトに対して広告を配信することができる。また、逆に特定のWEBサイトに広告を表示させたくない場合は該当のWEBサイトをプレースメント除外することもできる。プレースメント除外をすることによって該当のWEBサイトには広告が表示されなくなる。一定期間ディスプレイ広告を配信している際は、ディスプレイ広告のプレースメントの成果を確認し、成果が良いプレースメントに関してはプレースメントターゲティングとして設定し、配信を強化することによって成果を引き延ばすことができる可能性がある。逆に成果が悪いプレースメントに関しては配信の除外を設定することによって無駄な配信費用を削減することができる。

類似ユーザー

類似ユーザーとは、自社の既存顧客やWEBサイト訪問者、アプリユーザーに似た特性を持つ新たな潜在顧客へのターゲティングである。類似セグメントを使用すると、自社データを使って作成された既存のキャンペーンの対象ユーザーをさらに拡大し、自社の商品やサービスに関心を持っている可能性が高い新規ユーザーをサイトに呼び込むことができる。類似セグメントのユーザーが自社サイトからすぐに購入しなくても、ユーザーがアクセスしたサイトや使用したアプリにグローバルサイトタグが追加されていれば、後からまたリーチすることができる。類似セグメントによるターゲティングを設定すれば、WEBサイトの訪問者が増えるため、直感的かつ管理しやすい方法で、データセグメントの登録対象となる訪問ユーザーも増やすことができる。類似ユーザーターゲティングを使用するメリットとしては、下記が挙げられる。

・リーチの拡大

データセグメントだけを使った場合と比べて、既存のユーザーに類似した新規ユーザーに対してキャンペーンのリーチを最大 5 倍まで拡大することができる。

・コンバージョン数の増加

類似セグメントとディスプレイ広告キャンペーンを組み合わせることで、コンバージョン数が 41% 増加した事例もある。

・機械学習機能による分析

機械学習機能を使って数百万ものシグナルを分析することで、類似セグメントは、掲載結果の向上に向けて最適化され、リアルタイムで更新される。

・効率的なターゲティング

既存顧客およびWEBサイト訪問者やアプリユーザーは、類似セグメントから自動的に除外されるため、確実に新規ユーザーのみがターゲティングされる。

参照:ディスプレイ ネットワークでの類似セグメントについて|Google広告ヘルプ

2.バナーの種類

テキスト広告

テキスト広告

テキスト広告とは、言葉どおり、「テキストのみ」で広告表現を行うバナーとなる。画像の準備の必要が無い分、早期掲載開始等の場合には重宝する事があり、広告枠も通常のディスプレイ広告に掲載が可能な為、キャッチーな見出しのみで攻める場合等にも利用シーンがある。だが、現状、テキストと画像の組み合わせによるレスポンシブ広告も存在する為、積極的に「テキスト広告」を用いる機会は減少傾向にあると考えられる。

イメージ広告

イメージ広告

イメージ広告は、バナー画像のみで訴求を行う広告の一種である。ユーザーが広告の任意の場所をクリックすると、WEBサイトへ遷移する。バナーのサイズは主に下記パターンになっている。

▼画像サイズ

300×100、750×300、750×200、750×100、950×90、88×31、220×90、300×31、980×90、240×133、200×446、292×30、960×90、970×66、300×57、120×60、320×400、600×314、468×60、728×90、250×250、200×200、336×280、300×250、120×600、160×600、320×50、320×100、300×50、425×600、300×600、970×90、240×400、980×120、930×180、250×360、580×400、300×1050、480×320、320×480、768×1024、1024×768、480×32、1024×90、970×250、375×50、414×736、736×414

参照:イメージ広告の画像サイズ|Google広告エディターヘルプ

レスポンシブディスプレイ広告

レスポンシブディスプレイ

レスポンシブディスプレイ広告は、登録した複数の画像、広告見出し、ロゴ、動画、説明文を組み合わせて自動的に広告が生成される配信手法である。レスポンシブディスプレイ広告では、Googleの機械学習モデルにより、掲載結果の履歴から導き出される予測に基づいて広告スロットごとに最適なアセットの組み合わせが決定される。そのため、広告の最適化が進みやすくなる。また、広告スペースに合わせて広告のサイズ、表示形式、フォーマットが自動調整され、たとえば、あるサイトではバナー広告として、別のサイトでは動的テキスト広告として表示される。そのため、広告の配信枠にとらわれない幅広いリーチも期待できる。さらに、レスポンシブディスプレイ広告を使用すると、広告グループとキャンペーン内の広告ポートフォリオを管理する手間が軽減され、掲載結果の向上に時間を充てることができる。そのため、広告管理時間の削減にも繋がる。

参照:レスポンシブ ディスプレイ広告について|Google広告ヘルプ

3.まとめ

今回はGoogleディスプレイ広告についてご紹介してきた。Googleディスプレイ広告において大切なことはまず「ターゲティング」である。上述した通り、様々なターゲティング手法があるため、貴社のターゲットユーザーやGoogleディスプレイ広告を配信する目的を明確にし、そちらのターゲットと目的に対して適切な手法を用いることで効果を改善することができる。もう1つ大切なことは「バナークリエイティブ」である。貴社が広告を配信したいユーザーに対して広告を配信することができても、バナークリエイティブが悪いとユーザーは広告をクリックすることはない。そのため、どれだけ魅力的なバナークリエイティブを制作できるかも重要である。バナークリエイティブについては別コラムにて紹介しているため、参考にしていただきたい。

▼バナークリエイティブのコラム

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リンクルではGoogleディスプレイ広告の運用はもちろんバナークリエイティブの制作も行っているため、是非一度ご相談いただきたい。

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