【実践編】Google AdWords動的検索広告(DSA／Dynamic Search Ads)の概要と運用上の注意点をご紹介！

動的検索広告（DSA／Dynamic Search Ads）を有効に活用できているか？

以前、こちらのコラム（Google AdWords動的検索広告(DSA／Dynamic Search Ads)の概要とその活用方法をご紹介！）でGoogle AdWordsで利用できる機能であるDSA（Dynamic Search Ads）についてご紹介したが、広告主の皆様は有効にこちらの機能を活用できているだろうか。今回のコラムではこのDSAについて改めてご紹介させて頂き、リンクルのこれまでの実績から上手く活用できるケースをお教えしよう。様々な年齢層の方々が検索デバイスを持つようになり、検索クエリも多様性を増す今だからこそ、オンライン広告で自社の可能性を押し広げていくために欠かせない機能となってきているのでは無いだろうか。ぜひこれまでの施策と組み合わせて上手く活用して頂ければ幸いである。

改めて、動的検索広告（DSA／Dynamic Search Ads）について

■運用のポイント

サイトのインデックス（テキスト情報）をもとにGoogleが自動的に最適な広告配信をしてくれるわけだが、正直当初から高いパフォーマンスを期待することは難しい。自社にとってメインとなるキーワードについて登録し、配信の強弱をつけたり簡単に広告文のABテストを行えるような状態に構成しておくと良いだろう。また、関連の低い検索クエリで広告が表示されていないかなど、定期的にクエリレポートで見て、除外設定をしていく必要がある。こうした日々の運用を丁寧に実行していることで、大きく以下の三点メリットが見込めるようになる。

・部分一致やフレーズ一致と比較しても、より最適化されたトラフィックを獲得できる。（検索ユーザーの変化にも適応しやすい。）

・ECサイトなどの在庫が流動的な場合でも自動的に対応できる。（商品在庫の変動による広告の見直しの手間が省ける。）

・サイト構成などの更新に際しても手間をかけず広告配信を強化できる。（サイトと連動した広告配信が可能。）

等などサブ的な位置づけだけでなく、メインの機能として活用出来るポイントが多数ある。

■活用する上で注意したいポイント

動的検索広告は、検索クエリに合わせてタイトルやリンク先URLを変更してくれるため、商品の変更が頻繁に発生するECサイトが最も活用できると思われる。ただ、自動でシステムが生成してくれるタイトルと違って、説明文に関しては、予め登録しておく必要があるので、検索クエリにも対応できるような汎用的な説明文にしておく必要がある。また、動的検索広告は、商品数やページが非常に多いサイト向けの補助機能として導入されたものであるため、この機能を利用した掲載はページ数が一定以上あることが前提条件となる。つまり、商品数やページ数の少ないサイトだと設定をしても広告が表示されなかったり、インプレッションが少ないケースが多くなりがちになるので、注意が必要である。

まとめ

今回のコラムでは、動的検索広告（DSA／Dynamic Search Ads）の活用方法や注意点、運用のポイントについてご紹介した。これまでは自社のサイトページを逐一チェックし、サイトの変更や季節やトレンドといった市場の動きに対応して膨大なキーワードや広告文を作成したり登録したりする必要があったが、検索クエリに対して広告が掲載される度に自動生成してくれるので、大幅な工数削減をしつつ、Googleの分析機能による広告配信が可能なったと言える。媒体側のテクノロジーの発展や機能拡張によって広告主の作業自体は削減していくことが重要だ。リンクルではこういったアップデートに常にアンテナを張り、効果改善のために必要なものは随時取り入れ、お客様の広告成果の最大化を目指し日々奮闘している。上記の内容にご興味ある方は下記よりお問い合わせください。