YDN、インプレッションの新しい指標「ビューインプレッション」を追加
リスティングコラム
COLUMN
YDN
2014年9月11日、YDNがインプレッションに関する新しい指標「ビューインプレッション」を追加した。
今までの広告が表示された回数を示す「インプレッション」は、ユーザーが実際に広告を目にしていなくても広告が表示さえされていれば1インプレッションとして数えられていた。
しかし、この指標ではユーザーが広告を閲覧したかどうかを判別することはできなかった。
今回のビューインプレッションの指標追加により、「視認領域に広告が表示されたかどうか」を確認することができるようになった。
YDNは「ビューインプレッション」を「インターネットユーザーの視認領域に広告が表示された際のインプレッション」と定義づけている。
また、「広告面積の50％以上が1秒以上表示された場合を1ビューインプレッションとして計測する」としている。
ビューインプレッションの追加により、それに関わる指標がいくつか追加されている。
①ビュ‐計測対象インプレッション数…ビューインプレッション数の計測が可能なインプレッション数
②ビューインプレッション数…広告がインターネットユーザーの視認領域内に表示された回数
③ビューインプレッション率…ビュー計測対象インプレッション数に対する、ビューインプレッション数の割合。②÷①。「配信された広告に対して、どのくらい見られているのか」
④ビュークリック数…ビューインプレッション数のうち、広告がクリックされた回数
⑤ビュークリック率…ビューインプレッション数に対する、広告がクリックされた割合。④÷②。「見られた広告に対して、どのくらいクリックされているのか」
今回の指標追加により、「どれくらい広告が見られたか」「見られた広告のうち、どれくらいクリックされたか」が確認できるようになった。
特に注目すべき点は「見られた広告のうち、どれくらいクリックされたか」、つまり⑤ビュークリック率である。
ビュークリック率は、ユーザーの目に入っていない広告の表示もカウントするインプレッションにより計算されるクリック率よりも精度が高い。
今後広告クリエイティブの改善を考える時はビュークリック率が重要となる。
ビューインプレッションの計測対象は、本リリース以降に配信された広告であり、リリース以前の実績は表示されないので注意してほしい。
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