YahooもITP 2.0対応へYahooもファーストパーティークッキー計測ができるように!Yahooのファーストパーティークッキー計測方法とは？

YahooもITP2.0対応へ

前回のコラム(Faebookもファーストパーティークッキー計測に？FacebookもITP 2.0時代に対応)では、ITP 2.0とは何かという説明から、FacebookがThird Party Cookieの計測だけでなくFirst Party Cookieの計測も開始したということをお伝えした。今回のコラムでは、YahooもITP 2.0の対応を行ったので、そちらをご紹介する。Yahoo社はITP 1.0の時には特に何も対応を行っていなかったが、ITP 2.0となって対応を行った。ここからもITP 2.0が広告業界に与える影響は非常に大きいと各媒体社が考えていると想定される。ECサイトなどを運営されており、iPhoneユーザーが多いと想定される読者の方や、Google analyticsのOSで分析したときにSafariユーザーが多くサイトへ訪れていると判明した読者の方などは、早急にこれらの対策を打たなければ、Third Paty Cookie計測の広告媒体においてSafariユーザーのコンバージョンが計測できないことから、本来は費用対効果が良い媒体であるのにもかかわらず悪く見えることとなるので、判断を誤ってしまい、結果として反響数を大きく落とすこととなりかねない。まだ対策をお済みでないという読者の方は、まずCPAが悪くともいったんは冷静に先月やいままでどおりの予算割振りや配信を行っていただきたい。

YahooのITP 2.0対策はどのようなものなのか

では、YahooのITP 2.0対策についてみていこう。Yahoo社もGoogleやFacebook社と同様に広告をクリックした際のURLにyclidというパラメータを付与することによって、ファーストパーティー計測を実現している。もしGoogle社のITP対策について理解されている方なら、ご存じであるとは思うが、広告をクリックした際のURLにパラメータを付与するということは、何かしらそのパラメータを読み取って、CookieとするJavascriptを広告のランディングページへ設置する必要がある。Google社の場合は、ユニバーサルタグもしくは、GTMを利用されている方ならコンバージョンリンカーと呼ばれるものであったのだが、Yahoo社はサイトジェネラルタグというものを提供している。このサイトジェネラルタグを上述のように広告のランディングページに設置することによって、URLの後に付与されたパラメータを読み取ってファーストパーティークッキーとし、広告もファーストパーティークッキー計測となるのである。ここで一つ注意しておかなければいけないことが、Yahoo社のサイトジェネラルタグはアカウントによらず共通であるということである。Google社の場合はアカウントごとに違うユニバーサルタグが発行されていたが、Yahoo社はそうではない。つまり、同一ドメインで二つのアカウントを使用して広告を出稿する場合には、サイトジェネラルタグを書き換えて、クッキーが上書きされてしまわないようにしないといけない。この設定方法はやや複雑なので、興味がある方はお問い合わせいただきたい。

まとめ

今回は、Yahoo社もファーストパーティークッキー計測に対応したことをご紹介した。Yahoo社の場合は現在はスポンサードサーチのみであるが、今後YDNに関してもファーストパーティークッキー計測ができるような流れになっていくであろう。リンクルではこのようなITP 2.0の状況下でも正しく、広告効果が測定できるようにお客様にとって最良な方法をご提供している。是非、今後どのように広告を運用していけばよいかわからない、正しく広告効果を測定したいとお悩みの方は下記よりリンクルへお問い合わせいただきたい。