【ネット経済新聞に寄稿】ウェブマーケティングは再び戦国時代に突入！？（代表 川崎祐一 作）

ECのWEBマーケティングは再び戦国時代へ
～超エキサイティングになって来たEC集客～

株式会社リンクルは2011年創業です。今はWEBマーケティング全般を支援する企業になりましたが、当時は主にネットショップのリスティング広告運用代行をメインとしておりました。また私は2000年代中旬頃からインターネット広告に携わってきましたが、その間10年以上ECにおけるプロモーションのトレンドを見てきて、実は現在大きな変革期にあると捉えています。

WEBマーケティング第2次戦国時代へ突入した2017年～2018年

2000年代は検索エンジンを中心としたリスティング広告の時代でした。この画期的な広告代は、既存のオフライン広告からインターネット広告へより早くシフトした企業にマーケティング革命をもたらしました。ホームページを整え、リスティング広告、少し後に登場するリターゲティング広告に先に適応する企業が勝ち組として各業界をリードしたのです。

この大きなうねりは現在進行形でもありますが、やはりこの10年の間にその勢いは小さくなってきたと言わざるを得ません。多くのEC企業にとって、リスティング広告、SEO対策はもはや当たり前になり、どちらかと言うと若干の飽和状態を産んでいます。遅れてWEBマーケに対応した企業にとっては、期待値を下回る結果しか生み出さないケースも多く見受けられました。また先行していた「勝ち組」企業も継続的な急成長を実現することは困難になってきています。

そういったある種の停滞感の中、様々な企業がポストSEM（リスティング広告やSEO）施策を模索してきたのが５年前くらいからの傾向でした。しかし当初市場に投入された新しい「施策」は不発に終わるケースも多く、停滞感を助長させていたと思います。（たとえばSNS広告、DSP、動画広告、コンテンツマーケティングなど）

しかし、ここ数年で明らかに「新しい」施策で圧倒的に成果を出す企業が現れてきました。弊社にもそういった事例が無数あります。この場でその全貌をお話するのは難しいのですが、そういった成功事例における共通項の一つを上げさせていただければと思います。

成功パターンは◯×◯

成功の共通点は、施策の「掛け合わせ」です。わかりやすい例を上げれば　SNS広告×動画広告、コンテンツマーケティング×インフィード広告、モール×DSPなどです。詳細は是非お問合せいただければとは思いますが、例えば弊社のあるECクライアントは年間の広告予算の７０％をfacebookでの動画広告に利用しています。同業他社が従来のリスティング広告での集客に苦戦している中、その費用と労力を魅力的な動画作成とfacebook広告出稿に充てることで「ひとり勝ち」をしています。また１円にもならないオウンドメディア運用をする他社を横目にインフィード広告とコンテンツマーケティングを組み合わせ瞬発的に月商数千万円を達成した企業もあります。

すべての企業が横並びのWEB施策に資力を費やす時代は終わりました。今はアイデアしだいで、他社を出し抜き、業界を短期間でリードできる、つまり下克上状態。そう戦国時代です。この記事を読まれた企業様には、ぜひ良き参謀を見つけ再び天下統一を目指していただきたいと思います。