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このコラムをご覧の皆様の中には、季節によってユーザーが求めるニーズがまったく異なる商材/サービスを提供している企業のWEB担当者、オーナー様も多くいらっしゃるのではないだろうか。複数の商材・サービスをご提供されている場合は、季節に合わせて切り替えを行いながら販促を行うことができるが、単一商材の場合は1年間の中で商材・サービスが最も得意とするタイミング以外で、どのような販促を行っていくかが非常に重要になる。このコラムでは、単一商材をWEB施策/検索広告をどのように考えればよいのかを、例を挙げながらご紹介する。
WEB施策/検索広告で単一商材の年間プロモーション・販促を成功させるために重要なポイントはこちらの2点である。
①季節ごとのニーズの変化を捉える
②季節にあわせて、商品の見せ方を変える
①季節ごとのニーズの変化を捉える
たとえば、飲食店のWEB施策を行う場合には、お店自体は変わらないが、季節ごとに「新年会」「歓送迎会」「ビアガーデン」「忘年会」などユーザー側が求めるニーズが月単位で大きく変化していく。
例年8月~9月初めは「ビアガーデン」関連のニーズに合わせて各種のWEB施策、検索広告においても予算を厚めにして露出の強化を行うことが多い。一方で、Google トレンドなどで確認すると、時期的に早いような気もすると思うが、8月お盆明けからは「忘年会」の検索数も発生してくる。
今年はコロナ禍で状況が変わってくるが、例年は、「忘年会」の場合、企業単位の大人数=売上の大きい予約ほど、早い時期から問い合わせがされる傾向があるため、飲食店にとっては、「ビアガーデン」の集客もしつつ、「忘年会」の需要の呼び込みも並行して行う必要がある。
検索広告での集客を行う場合には、どのタイミングでまったく異なるニーズのキーワードを追加していくか、配信を強化していくかを、事前に考えておくことがお問い合わせ獲得に向けた第一歩になる。
単一商材の場合、商品自体をニーズに合わせて他の商品に切り替えることができないため、季節(ニーズ)にあわせて、見せ方を変える必要がある。「見せ方を変える= サイト/ランディングページの訴求内容も変更する」必要があります。たとえば、自社で「保湿用化粧品」を取り扱っている場合は、サイト/ランディングページの「見せ方」を工夫しなかった場合は、夏の時期はどんなに予算を使っても、秋~冬と同等の成果を上げることは難しい。そのような場合、夏でも「保湿用化粧品」が必要 かつ重要と感じてもらうことのできる「見せ方を変える=サイト/ランディングページの訴求内容を変える」ことで、成果の改善を見込むことができる。
たとえば
・クーラーによる乾燥
・紫外線が強まることで夏場も乾燥しやすい
・夏バテでしっかり食事をとらないと乾燥しやすい
・日焼け止めで肌が乾燥しやすくなる
といった切り口から「夏にお肌が乾燥するシーン」を訴求し、ユーザーのニーズを捉えることができれば、夏に「保湿用化粧品」のプロモーション・販促を強化することも十分可能になる。
今回は季節要因でユーザーの需要が変化する商材・サービスに対して、商品・サービスそのものは変えず、WEB施策で1年間通して成果を上げるための方法について紹介させていただいた。リンクルでは、クライアントそれぞれのビジネスの特徴や目的に合わせた広告手法を日々ご提案している。プロフェッショナルによる広告運用にご興味のある方はぜひ下記よりお問い合わせいただきたい。
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