Yahoo!広告ディスプレイ広告（運用型）の変換方法の紹介
リスティングコラム
COLUMN
YDN
バナー広告（イメージ広告／ディスプレイ広告）
このコラムをご覧の皆様は、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク（※以下「YDN」と表記）を日々ご活用されている方もいらっしゃることと思う。YDNは、2020年4月から代理店向けに、Yahoo!広告ディスプレイ広告（運用型）にリニューアルされた。そして7月に入り、すべての広告主様に対して、提供が開始されたのはご存知だろうか。今回は実際の導入方法をお伝えしていこう。
現在では、既存のYDNキャンペーンでの広告配信も可能だが、YDNは将来的に終了する予定となっている。そのため、これからYahoo!ディスプレイ広告を始めようという方は、YDNではなく、Yahoo!ディスプレイ広告（運用型）から始めていただくことを強くおすすめする。
ディスプレイ広告（運用型）の導入は大きく2パターンに分けられる。1つ目は新しく行うキャンペーンで運用型を導入する。2つ目は今現在運用中のYDNキャンペーンを変換し導入するというパターンである。それぞれを解説していこう。
まずはじめのステップは管理画面で新広告管理ツールに切り替える。管理画面の赤枠部分をワンクリックすれば新広告管理画面へ遷移することができる。
※画像はYahoo!広告 管理画面を引用
上の管理画面の赤枠部分をオンにすると、下の新管理画面に遷移する。見ていただいて分かるように、「分割」という項目が新たに追加されている。Yahoo!広告の管理画面では、今までは各指標を分割すること等ができず、分析においては今ひとつな部分があったが、新管理画面では、時間帯や日、週、月など分割した指標を確認できるようになったので、ぜひご活用いただきたい。
※画像はYahoo!広告 管理画面を引用
この画面で、キャンペーンが表示されているところの青いチェックボックスで、運用型に変更したいキャンペーンを選択する。そして「ディスプレイ広告（運用型）形式に変換」をクリックする。
※画像はYahoo!広告 管理画面を引用
すると、運用型へ変換するために必要な設定をする画面へ移行する。
※画像はYahoo!広告 管理画面を引用
・キャンペーンのオン・オフ設定
・1日の予算
・キャンペーンの目的
・入札戦略
これらの項目を設定し、「実行」をクリックすると運用型へ変換するため変換作業が自動的に行われる。この際、元のキャンペーンから引き継がれない設定があり、たとえば、フリークエンシーの設定は元のキャンペーンで設定していたとしても設定が無効化されるので注意が必要である。また、運用型の設定で必須となっているので合わせて確認が必要である。
新しくYahoo!ディスプレイ広告を始める場合、管理画面からの作成に関しては、それぞれ新旧管理画面からの設定を行っていけば現時点では作成が可能である。しかし、将来的にYDNからYahoo!ディスプレイ広告（運用型）に完全移管をすることを考えると、今からYahoo!ディスプレイ広告（運用型）で運用を行ったほうが賢明である。
さらに、Yahoo!ディスプレイ広告で入札での自動化を使って運用する上で気をつけなければならないことがある。入札の自動化を選択する上で、コンバージョンを指標にする場合、一定のコンバージョン数が計測されていないと最適化に影響がある可能性があるので、過去30日間のコンバージョン数が50件以上計測される場合に、自動化をして運用することをおすすめする。
今回はYahoo!広告ディスプレイ広告（運用型）の導入方法をご紹介した。今までになかなか効果が出なかった等の理由でYDNを敬遠している方もいらっしゃるかもしれないが、ぜひ今回のリニューアルを機に活用いただきたい。また4月の時点では代理店のみの開放であったが、7月に入り、全アカウントへ随時開放が始まっており、気になる方はぜひ活用いただければ幸いである。またリンクルではリスティングだけではなく、ディスプレイ広告・動画広告・SNS広告など幅広く取り扱っているので、興味がある方はぜひ下記よりお問い合わせいただきたい。
参照元：Yahoo!広告 ディスプレイ広告（運用型）スタートガイド
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