求人検索サイト【求人ボックス】とは
リスティングコラム
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このコラムをご覧の皆様の中には、「Indeed」のテレビCMを見たことがない人は少ないのではないだろうか。Indeedは世の中の求人情報を検索できる求人サイトだが、「求人ボックス」も同じく求人情報を検索できる検索サイトだ。
求人ボックスは2015年より展開されている株式会社カカクコムが運営する求人検索サイトだ。同社では「価格.com」や「食べログ」等も運営されており、求人ボックスは国内屈指の認知と集客力を誇るサービス展開におけるノウハウが詰め込まれたアグリゲート型求人検索サイトと言っても過言ではない。
2020年5月には月間利用者数が「500万人を突破（※公式サイトより）」し、非常に注目度の高い求人検索サイトである。
※画像引用元：求人ボックス公式サイト
求人ボックスに求人情報を掲載する方法はいくつか存在するが、大きく分けると2種類が存在する。求人ボックス内にログインし、求人情報を書き込む「採用ボード」と手持ちの求人情報ページを読み込んでもらうクローリング方式である。前者は広告代理店では扱えない商材であり、掲載を希望する場合はカカクコムに直接問い合わせを行う必要がある。
求人情報が求人ボックスに掲載され、求職者の検索キーワードにヒットすれば、検索結果に表示される。有料掲載を行えば、検索上位に表示されることになり、より求職者の目に触れる機会を増やすことが可能である。
運用は、非常にシンプルだ。どの求人案件を掲載対象にするか決める。月額幾らで掲載するかを決める。この2つで設定が完了する。そして、１クリックあたり、何円で入札するかを設定することで掲載順位をコントロールできる。入札方法は、
◆人材企業 「30円固定」、「50円固定」、「50～100円の自動入札」の3種類
◆採用企業 「50円固定」、「50～100円の自動入札」の2種類
から選択するシンプルな仕様で、同じ検索エンジン型の求人サイトと比較すると初心者にも扱いやすい。
しかし、この設定は2020年8月2日以降はアップデートにより廃止され、25円～1000円の入札方式に変更予定となっている。
入札に関しては、高い金額を入力するのは効果的な対応ではあるが、求人原稿としての価値を考えると、求職者が入力したキーワードが原稿内に含まれているかを重要視したい。なぜなら、検索ワードに対して求人原稿がマッチしているか、求職者にクリックされやすい職種名表記となっているかが、評価される要素に含まれているため、簡素な職種名や、人気キーワードが含まれていない原稿で入札を上げても効果を得られない可能性が高いからだ。検索エンジン型の求人サイトにおいて基礎的な要素ではあるが、掲載を行う際は、魅力的な職種名、人気キーワードを含めた原稿内容、求職者に応募する決め手になる情報を思いつく限り記載する必要がある。入札金額を上げなくても、魅力的で情報量の多い求人原稿であれば、低い入札単価でも十分に効果を発揮できる。自身が求職者だと想定し、自社の採用原稿が情報量の多い、ユーザー目線の原稿になっているかを再確認することも推奨する。
求人ボックスはカカクコムが運営する求人検索サイトであり、同社の価格.comや食べログの集客ノウハウ、コンテンツノウハウも活かされている。インターフェイス、掲載方法、運用方法も初心者にもやさしい仕様になっており、求職者側、採用者側の双方にとってメリットに繋がる部分が大きい。利用者数の増加も続いており、Indeedの掲載効果の頭打ちに悩んでいる企業の方や、気軽に試してみたいという企業様にはぜひ試していただきたい求人検索サイトである。
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