動的検索広告(DSA,Dynamic Search Ad)を行いたい！けどそのサイトがサブドメイン？そんな場合の設定をご紹介

動的検索広告（DSA,Dynamic Search Ad）とは

皆さんは、動的検索広告（DSA,Dynamic Search Ad）をご存じであろうか。動的検索広告はGoogle AdWordsの広告配信メニューの一つであって、自社サイトの内容に合わせてGoogle側が自動的に判断してキーワードの選定や最終リンク先URL、広告見出しさえも決めてくれるというものである。近頃は拡張動的検索広告という、いわゆる通常の広告入稿における拡張テキスト広告と呼べるものも入稿可能となっており、広告の形態も通常の入稿した広告と見た目上変わらないものが配信されるようになっている。これは非常に有用で、例えば自社サイトがECサイトであるとして、膨大な数の商品を販売していたとする。この場合、通常の入稿ではすべての商品に関連するキーワード、商品ごとに変えた広告文や最終リンク先URLを入稿することは至難の業であってほぼ不可能に近いのではなかろうか。もし、自社サイトの商品が品切れの場合や商品が追加されたりした場合にも手動でキーワードの停止や広告文の変更等を対応しないといけないこととなるが、時間も労力もかかりすぎることとなる。こういうときに動的検索広告を使用すると、広告配信を考えているホームページアドレスのドメインを登録し、自動ターゲット設定を行っておくだけで膨大な数の商品を網羅するキーワードを入稿し、広告文や最終リンク先URLを商品ごとに変えたものを入稿したことと変わらない状況を作り出すことができるのである。しかしながら、動的検索広告を始めるときにつまずきやすいのが、広告配信を考えているページのドメインを登録するステップである。この段階で「このドメインは無効です」等のエラーが起こる場合が多いがその中でも今回は、広告配信を考えているページのドメインがサブドメインである場合に絞って対応方法をご紹介する。是非参考にして今後の広告配信の参考にしていただきたい。

広告配信を考えているページのURLドメインがサブドメインであった場合

では、広告配信を考えているページのURLドメインがサブドメインであった場合、どのようにすればよいのであろうか。まず、サブドメインについて説明すると、サブドメインとは通常のドメインが例えば「test.com」であった場合に、「lp.test.com」のように通常のドメインの前に「○○.」としてドメインを区分するドメインのことである。つまり、通常のドメインを区分けするものであって、利用されている読者の方々も多いのではなかろうか。しかしながら、このサブドメインを動的検索広告のドメインを設定するところに入力した場合、無効なドメインとして判定される。では、サブドメインのサイトは動的検索広告を配信できないのかというとそうではない。サブドメインは先ほども述べたようにドメインを区分けするものであるので、いわばサブドメインの親ドメインは通常のドメインであるといえる。つまり、広告の配信を考えているドメインが「lp.test.com」であったとすると、「test.com」をドメインとして登録すれば動的検索広告を配信することができる。しかしながらこの場合、通常のドメイン配下のサイトに加えて、他の「test.com」を区分けするサブドメイン配下のページまですべて動的検索広告の対象になってしまう。そこで、もしも「lp.test.com」配下のページのみを動的検索広告の対象としたい場合には、自動ターゲット設定の条件においてURLに「lp.test.com」を含むという条件を設定しておけばよい。

まとめ

今回は、動的検索広告を配信したいが少々特別な場合である広告の配信を考えているページのドメインがサブドメインであった場合について詳しくご紹介した。動的検索広告は莫大な入稿の手間が省けるものの最初の設定が難しかったり、意図した広告配信にならないことが多くある広告である。リンクルではこの動的検索広告を有効に活用した成功事例が数多く存在する。是非一度更なるリスティング広告の効果改善をしたいと考えておられる読者の皆様は下記よりお問い合わせいただきたい。