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リスティング広告を運用していくうえで重要なポイントの一つに「検索クエリ」が挙げられる。検索クエリとは、GoogleやYahoo!等の検索エンジンでユーザーが「実際に」検索を行ったキーワードのことで、キーワードのマッチタイプを完全一致で登録している場合以外は登録しているキーワードと異なることも多々ある。スマートフォンの急激な普及によりユーザーの検索するワードのバリエーションも増えてきている中、初期に登録したキーワードだけで運用を行っていくと多様な検索ワードに対応出来なくなる場合も多い。そこで有効となってくるのがコンバージョンを獲得した実績のある検索クエリを完全一致のマッチタイプでキーワード登録していくことである。検索クエリを定期的にチェックし、ニーズとは関係のない無駄なキーワードを除外している方は多いかと思うが、有効な検索クエリをキーワード登録していくことも一方で非常に重要な施策である。今回は、CV実績クエリを完全一致登録することの有用性についてご紹介させて頂きたい。
ユーザーの検索クエリの広がりが叫ばれるようになり、部分一致やDSA(動的検索広告)を活用することにより対応している方は非常に多いと思う。特にDSAキャンペーンを設定しておけばわざわざキーワード登録を行うことなくGoogleのエンジンがユーザーの検索ワードを判別し動的に広告のタイトルとリンク先ページを生成してくれるため非常に便利である。ではDSAキャンペーンさえ設定しておけば良いかというとそうではないのではないか。以下に検索クエリを完全一致登録する意義について述べていく。
一般的にDSAや部分一致の入札単価は完全一致や絞込部分一致のキーワードよりも低めに設定する場合が多い。それらのキーワードと同程度の水準で設定してしまうと反応するキーワードが広がり過ぎ、関係のない検索ワードにまで反応してしまう確率が高くなるからだ。そこで、部分一致やDSAでCVを獲得した検索クエリを完全一致登録することで、次回からそのキーワードによる検索時にはより広告が表示されやすくなり、CV数アップが期待できるのである。
「品質スコア」もまたリスティング広告の費用対効果を改善する上で重要な指標である。品質スコアの値が高ければ高いほど、同じ入札単価を設定していてもより上位に広告を掲載、あるいは同じ掲載順位でもより安価なクリック単価で流入を集めることが出来る。この品質スコアだが、完全一致による反応のみで判断されるためせっかくCVを獲得している検索クエリがあるのであれば完全一致登録することでキーワードの品質スコアを高めることが出来ればより効果的な運用が可能となるであろう。
今回はCV獲得実績のある有効なキーワードを完全一致登録することの意義について考えてみた。検索クエリの除外登録と同タイミングで週に一回~月に一回程度のスパンで行っていくと良いだろう。コンバージョンオプティマイザーを設定しているキャンペーンでも、完全一致のインプレッションシェアを高める施策として非常に有効である。リンクルでは本日ご紹介した検索クエリの登録を行い、登録キーワードの可能性を広げていくといった地道な作業も厭わない運用担当者が揃っている。プロフェッショナルによる広告運用にご興味のある方はぜひ下記よりお問い合わせいただきたい。
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