グーグルアドワーズスクリプト（GAS,Google Adwords Script）とは？その解説と活用法を3点ご紹介！

グーグルアドワーズスクリプト（GAS,Google Adwords Script）とは？

皆さんは、グーグルアドワーズスクリプト（GAS,Google Adwords Script）をご存じであろうか。グーグルアドワーズスクリプトとはグーグルが述べるには、「AdWordsスクリプトは、ブラウザベースのIDEで、シンプルなJavaScriptを使ってAdWordsデータをプログラム制御するための手法です。1つまたは複数のAdWordsアカウントを対象に、一般的な作業の自動化や外部データとのやり取りを実現できます。」（注：IDEとは統合開発環境Integrated Development Environmentであって、エディタとコンパイラなどが一体化されている環境のことを言います）とある。つまり、これを使えばAdWordsでの操作をプログラムに組んでおけば自動的にその操作を好きな時に行うことができるのである。今回はそんなグーグルアドワーズスクリプトを活用できる点を著者の独断で３つご紹介する。是非参考にして今後グーグルアドワーズスクリプトを使用される足がかりにしていただきたい。

1：手動入札調整ではほぼ不可能に近い細かな調整を難なく行うことができる

一点目は、手動入札では難しいことを簡単に行えるということである。一時間毎にキーワードごとに露出を変えていきたい、毎日の商品の在庫状況を見つつ広告の露出状況を変えたいなど、細かい調整を行いたい場合には人の労力が非常にかかり、またミスも起こりやすく現実的ではないことが多い。しかしながら、どうしても細かいことを行っていきたいという場合もあるであろう。そんな時にはグーグルアドワーズスクリプトで外部データとの連携などを行って、プログラムを組むことによって、人手がかかることなく細かな調整が簡単に行えるのである。例えばグーグルアドワーズスクリプトのサポートページにて公開されているものでは、天気によって入札単価を変化させる方法とその具体的なソースコードまで記載がある。下記にリンクを載せるので是非参考にしていただきたい。

2：リンク切れを簡単に確認できる

二点目は、リンク切れを簡単に確認できるということである。こちらもグーグルアドワーズスクリプトのサポートページに載っていることなので、そちらを参考にしていただきたいが、アカウントに数百から数千以上のリンク先を設定している場合、一つ一つリンク切れになっていないかどうかを確認することは不可能に近く、かつそれを毎日などと言ったらなおさらである。そんな時でもグーグルアドワーズスクリプトを使用すれば、勝手に毎日リンク切れをチェックしてくれることができるので、運用者はその結果のみを見てリンク切れかどうかを判断することができる。こちらも下記にリンクを載せているので参考にしてご活用いただきたい。

3：メールで異常値や広告掲載結果などを自動的に知らせてくれる

三点目は、メールで知らせてくれるようにプログラムを組むことができるという点である。アドワーズにはもともと自動化ルールというものがあり、そちらでもメールでお知らせする設定をすることができるのだが、そちらは、特定のアドレスにしか送信することができず、こちら側で自由に送信先のメールアドレスを設定することができない。しかしながら、グーグルアドワーズスクリプトでは好きなメールアドレスに異常値や掲載結果などの情報を送付する設定をすることができる。

まとめ

今回は、グーグルアドワーズスクリプトについての説明とその活用点を３つご紹介した。グーグルアドワーズスクリプトは使える幅も非常に広く、有効活用すれば読者の皆様の広告運用の幅が広がることが間違いなしである。しかしながら、サポートページに記載があるようにシンプルなジャバスクリプトでありながらもプログラム初心者の方にはハードルが高く、プログラムを組むほうが結果として、時間的コストがかかってしまう時もあるであろう。リンクルではグーグルアドワーズスクリプトも要所要所で活用しつつ広告運用を行っている。是非グーグルアドワーズスクリプトに興味がある方や活用してみたい方は、下記よりリンクルにお問い合わせいただきたい。