インターネット広告アカウント運用上でのPDCAの回し方とは？PDCAを回す間隔、回し方を徹底紹介！

毎日アカウントを調整すれば成果がよくなる…わけではない。

アカウントの運用改善をする上でPDCAサイクルは非常に重要である。しかし、一方でこのPDCAサイクルの回し方に関してわからない方、また毎日見て調整しているが、何かうまくいかない…そんなことを感じている方は多いのではないだろうか。今回のコラムでは、リスティング広告を運用する上でのPDCAサイクルの回し方について述べる。アカウントの成果改善の一助となれば幸いである。

アカウントを調整する間隔とは？

では早速アカウントを調整する間隔について見解を述べる。ある程度長く回してきたアカウントであれば、結論毎日調整する必要はない。逆に毎日調整してしまうことで、昨日行った入札調整を更に大きく変えて結果がわからなくなってしまうこともある。一度施策を行ったら、大まかな方針は変えずに様子を見てみることも肝要である。もちろん、アカウントを毎日見て動向を追う必要はあるが、それはアカウントを毎日調整するということではない。

CV0ですぐに成果が悪いと判断してしまうことの危険性

アカウントを調整する上でもう一つ気をつけたいのが、短い期間、ないしは配信量も少ない状態で、そのキーワード、グループが悪いと判断して停止してしまうことである。例えば、目標CPAが8,000円の商材があるとしよう。今月7,000円の配信をしてCVがつかなかった…これは確かに成果が悪い可能性もあるが、1件CVがつけばCPAは7,000円となる。CVが0というのは成果が悪い可能性もある一方、CVが獲得できる可能性もあることを忘れてはならない。おおよそ目標CPAの2倍ほどになれば、成果が悪いと判断するのもありだが、CVがつきやすいアカウントではそうでないこともある。決めつけて運用してしまうのには要注意だ。

成果が悪いものを止めるのには慎重になろう

上述したこととも関連するが、成果が悪いから停止、というのは重大な機会損失になることもある。例えばビッグキーワードの成果が悪いため、停止をしたら、以前よりも指名検索でのCV数が減ることがある。これは、ビッグキーワードが間接的にCVにつながっていたことを意味する。これはアトリビューションモデルを変えることなどによって対策可能だが、実際に広告には見ることにより、認知が広がったり、繰り返し目に触れることによって、より商品に対して興味が沸くと言ったような効果も確かに存在する。成果が悪い際、止めるのではなく、まずは配信を抑えることによって成果がどう変わっていくか動向を追うことを強く推奨する。

同時に多くの施策を行いすぎない

一度に多くの施策を行ってしまうのも、また考えものである。施策を行うときは、他の条件を一定にして、ある程度の期間を持って判断する必要がある。アカウントを速く改善したい気持ちは分かるが、まずは分析を行い、有効そうな施策からテスト的に行っていくことを推奨する。

アカウントは徐々に改善していこう

一度作成したアカウントには多くのデータが集まる。速く改善したいからといって構成を大きく変えると、せっかくのデータが台無しになってしまうこともある。まずは徐々に改善を積み重ねていくことを強く推奨する。そのうえで、成果がなかなか改善されなかったり、構成に大きな欠陥が見つかるなどしたらその時に大きく変えるべきだと考えている。これは文面ではなかなかお伝えしづらいが、アカウントには「馴染み」というものが存在すると言われ、我慢して配信していくことで有る一定の改善が見られることは往々にして発生する。

PDCAサイクルを正しく回すリンクル

今回のコラムでは、PDCAサイクルの回し方に関してご紹介した。繰り返しになるが、はやる気持ちに押されて、調整しすぎてしまうのは成果悪化に繋がることもある。このことに留意して運用をしていこう。リンクルではこういったPDCAサイクルを回すことに長けたリスティング広告のプロが運用を行っている。ご興味の有る方は下記よりお問い合わせください。

N.H