広告費、削減すればいいだけではないんです！成果が芳しくない時注意してほしい「広告費用をかけたほうが良い」サイン3選

効果が芳しくなければ、広告費用を抑制すべき…？そのリスティング運用は〇か？×か？

リスティング広告を運用する際、思うようにコンバージョン(CV)が得られなかったり費用対効果が悪いとどうしても広告費用を抑制しがちである。しかしながら、費用が足りていないが故に広告効果をマイナスにしている可能性が、このリスティング広告運用には存在することを皆さんはご存じだろうか。今回は、リスティング広告運用時に注視していただきたい「実は広告予算をより投下すべき」広告管理画面上のサイン3選をご紹介する。これまでリスティング広告運用が上手くいかず、費用を抑え続けているという方や、そもそも適切な広告費用が分からないという方は、ぜひご一読いただきたい。

注意すべきアラートサイン3選

①キャンペーンの表の [ステータス] 列に「予算による制限」と表示されている(GoogleAdwords)

これは、キャンペーンに設定している予算が 1 日の推奨予算よりも低いことを意味している。推奨金額より予算が低いと、設定されたキーワードやターゲティング方法により広告の表示が可能な場合でも、すべてに対応することができない可能性が高い。要するに、広告の掲載頻度が抑制されてしまうということになるのである。もしも今、リスティング広告の効果が頭打ちになっていて、かつ広告管理画面上でこのような表示が出ているとしたら、それは今の広告運用の状況だと、本来であればコンバージョン(CV)に繋がったかもしれないクリックを、みすみす取り逃している可能性が高いだろう。予算による制限を受けないラインまでキャンペーン予算を引き上げられることを推奨する。

②インプレッション損失(予算)が表示されている(GoogleAdwords，Yahoo!スポンサードサーチともに)

これは①と同じように、広告表示機会の総数のうち、キャンペーン予算（日額）が原因で獲得できなかった広告表示回数を、具体的な割合で示しているものである。この損失率が0になるよう、キャンペーン予算を設定したり入札単価を調整することが本来望ましいが、現在のリスティング広告運用で思うような効果が出ておらず、かつこのような表示が数十パーセントも出ているようであれば、効果改善の糸口はこの予算による損失の解消に秘められているかもしれない。

③キーワードの表の [ステータス] 列に「First Page Bid を下回る」と表示されている(GoogleAdwords)、または現在の入札価格が「1ページ目掲載に必要な入札価格」を大きく下回っている(Yahoo!スポンサードサーチ)

これは、リスティング広告が検索結果の 1 ページ目に表示されるため必要な入札価格のことである。現在の入札単価がこれを下回っている場合、広告が目立つ位置に掲載されていないためにコンバージョン(CV)に至る見込みのあったクリックを逃してしまっている可能性がある。そうして逃したクリックはより上位掲載をしている競合他社に取られてしまっていると考えると、実に勿体ない状態である。集客上メインになると考えられるキーワードほどこのサインには注意していただき、損失のないよう調整していただきたい。

リスティング広告は、ニーズのありそうなユーザーをサイトに誘導するためのもの。効果改善に悩んだ時ほど初心に戻ろう

今回は、リスティング広告運用時に注視していただきたい「実は広告予算をより投下すべき」広告管理画面上のサイン3選をご紹介した。もちろん広告予算を増やすこと一択が改善への近道になるわけではなく、入札調整やキーワードの精査、配信地域・性別・年齢セグメントによる調整も大変重要であることが大前提にはなるものの、広告予算を抑えれば、費用対効果が見合うわけではないことは皆さんが見落としがちなポイントでもある。適切な予算にお悩みで、効果改善が進まないとお困りの方は、ぜひ下記よりリンクルにお問合せください。