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リスティング広告では、出稿した広告の成果を見る際の指標が多く存在するが、その指標の中に平均掲載順位というものがある。広告掲載の順位を決定する広告ランクが変動するとおのずと平均掲載順位も変動してくるため、この指標を確認することは競合他社の広告を上回った頻度を把握するための重要な指標となる。平均掲載順位は広告やキャンペーンなど各コンポーネントにも表示されるが、特にキーワード単位での平均掲載順位を確認すると、必要に応じて入札単価の調整をする事が可能である。今回は、特定の複数キャンペーンを抽出し、複数キャンペーン全体の実績を再集計をしたい場合の計算方法をご紹介する。
ここで重要となってくるのが、単純平均と加重平均という言葉である。単純平均とは、単に異なる数値の合計値を算出し、足し合わせた個数で割った平均値の事である。それに対して加重平均とは個々の数値にウエイトを付けて算出した平均値である。「異なる生徒数の複数のクラスがテストを実施した時、学年全体のテストの平均点数を算出する方法」の算出方法と言えばイメージがしやすいのではないだろうか。単純に点数を足すだけでなく、クラスの人数も考慮して計算するというのが加重平均である。では、リスティング広告における平均掲載順位の算出方法に当てはめて、これらの平均値の算出方法がどのように関係するのか、またリスティング広告における正しい計算方法をご紹介する。
特定の複数キャンペーンの実績を抽出して見たときに、下図のようにキャンペーンごとのインプレッション・平均掲載順位の実績が得られた場合を考える。このときの2つのキャンペーンを合算した実績を見たい場合を想定する。この場合、平均掲載順位の算出方法はどのようにすれば良いだろうか。
単純平均で算出すると、下記のようになる。
(2.0+4.0)/2=3.0
この場合、インプレッションが100のキャンペーン1の平均掲載順位が2.0に対しインプレッションがキャンペーン1の10%しか占めないキャンペーン2の平均掲載順位と均等に計算されてしまう。このように単純平均で計算してしまうと、本来の求めたい平均掲載順位とは異なる数値が算出されてしまう。
では、加重平均を使って算出するとどのようになるだろうか。
(2.0*100+4.0*10)/110=2.18
このように、インプレッション数を考慮すると、インプレッション数のほとんどを占めるキャンペーン1の平均掲載順位に限りなく近い値となり、本来求められるべき数値が得られる。以上のことから、平均掲載順位を算出する際は表示回数が多いキャンペーンにウエイトを置くべきであり、そのためには加重平均を用いて算出する必要があることが分かる。管理画面上で表示されている平均掲載順位については、すべてこの方法で計算されているため、改めてインプレッションごとの掲載順位を求める必要はない。
今回ご紹介したとおり、平均掲載順位を求めることで競合他社の広告を自社の広告が上回った頻度を把握できる。そのため平均掲載順位は非常に重要な指標であり、また平均掲載順位は加重平均の計算方法を使用してて算出すれば、別の粒度で再集計した際にも順位を求める事ができる。基本的には管理画面上で確認できるためわざわざ計算する機会は少ないかもしれないが、特定の複数コンポーネントを抽出し、再計算をする際にはこの計算方法が必要となってくるため、覚えておくと良いだろう。様々な指標や効果改善策を熟知した者が担当する運用代行にご興味のある方は、リンクルにお問い合わせ下さい。
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