【リスティング広告初心者必見】Google広告における様々な入札設定とそれぞれの活用方法についてご紹介

クリック単価制、インプレッション単価制、CV単価制の違い

このコラムをご覧の皆さんは、Google広告で目標に応じて入札設定の種類を選択することができることをご存知だろうか。通常のリスティング広告では広告を1回クリックされるごとに費用がかかる「クリック単価制」という入札単価で広告を配信することが一般的であるが、Google広告ではクリック単価制の他にも様々な目標に応じた入札単価設定を行うことができ、それぞれの目標に最適な形で広告を配信することができる。今回は、それぞれの目標における入札設定の種類についてご紹介する。是非、今後の広告運用の一助となれば幸いである。

Google広告における入札設定の種類について一挙ご紹介！

それでは早速、Google広告で活用できる入札設定についてご紹介していく。

１．広告のクリックに基づく入札設定

リスティング広告は一般的に広告1回のクリックに対して費用が発生するクリック単価制を設定する。その理由として、自社商品やサービスに興味があるユーザーにのみ費用が発生し、興味のない、つまり、自社の広告をクリックしないユーザーには費用が発生しない非常に合理的な入札単価であることが挙げられる。この入札設定は、リスティング広告の基本ともいえる入札設定であるため、ぜひとも覚えていただきたい。

2．広告のインプレッションに基づく入札設定

先程リスティング広告では、クリック単価制を導入するがウェブ広告には様々な目標に合わせた入札設定が存在する。例えば、自社ブランドの認知やブランディングなどを目標とする場合である。この目標の場合、視認範囲のインプレッション単価制を使用する事がよくある。費用発生がクリック単価制のように興味があるユーザーに対してのみの状態とは異なり、広告が視認範囲のインプレッションと判断された際に課金対象となる。このインプレッション単価制では、視認範囲での広告表示1,000回に対して支払いが発生し、インプレッション数が最大になるように広告を配信することができる。この入札方法の注意点として、検索ネットワークのみの広告キャンペーンには利用ができないため、ディスプレイまたは動画を配信する際にのみ使用可能ということである。

3．動画視聴に基づく入札設定

広告視聴単価制と呼ばれるTrueView 動画広告で使用するデフォルトの入札設定である。この入札設定は、ユーザーが動画を視聴するか、動画内のページのリンク先などをクリックした場合などに費用が発生する。この単価設定を行うためには、動画の視聴1回に対して支払い可能な上限額を指定する必要があり、また、クリック単価制などと同様に広告の関連性などの品質スコアも合わせて広告の入札が決定する。

4．コンバージョンに基づく入札設定

活用するにはいくつかの推奨条件が存在するが、より多くのコンバージョンを獲得する事を目標とした入札設定も存在する。例えば、スマートディスプレイと呼ばれるGoogle広告のサービスでは目標コンバージョン単価制が使用可能である。この目標コンバージョン単価制は、過去の掲載結果を基にコンバージョン獲得の可能性に応じて入札単価が調整されます。目標コンバージョン単価制では、必要な学習期間が終わり、2週間が経過するか、またはコンバージョンが50件に達するまで、キャンペーンの最適化が開始されない点には注意が必要である。（参考：目標に合わせた入札戦略を選択する – Google広告ヘルプ）

まとめ

今回は、各入札設定による課金体系の違いについてご紹介した。リスティング広告ではクリック単価制を用いるが、広告を出稿する目的によって適切な入札単価設定は異なってくるため、その違いに応じて都度的確なものを選択していくことでより広告の成果を最大化させることも可能である。リンクルではこうした入札単価設定の違いも含めて、ウェブ広告の運用にまつわる知識を熟知したメンバーが多数在籍している。プロフェッショナルによるリスティング広告の運用代行にご興味のある方は是非下記よりお問い合わせ頂きたい。

F.S