リスティングのキーワード選びについて気になるポイントをまとめました

老若男女を問わず生活の中で一般的な行為になっているユーザーの検索行動は、何かを探したり買い物を検討したりする際、日常的に検索エンジンにキーワードを入力して行われている。今回は、広告を出稿する側の担当者が、自社の商材・サービスのターゲットを正確に絞り込むために必要なキーワードとして、SEOで成功しているキーワードをリスティングでも入れたほうが良いのか？他社の登録商標はどうする？キーワードごとの成果はどこで見るの？など、一度は気になったことがある基礎的なポイントをまとめてみたので参考にして頂きたい。

限られた予算を効率的に使うなら、SEOで成功しているキーワードの扱いを考えるのもアリ

リスティングで出したいキーワードとSEO上で上位掲載するために必要なキーワードは重なることがよくあるが、対象のキーワードがビックワードだとコストがかかり過ぎてしまうので、すでにSEO上で成功している場合は、無理に予算を割いてまで二重で登録する必要があるか一度考えたほうが良い。自然検索上であれば、クリックされても費用はかからないので、キーワードを登録せずに浮いた分の予算は他のキーワードに回して少しでも効率的にクリックやコンバージョンに結びつけよう。もちろん、予算に余裕があったり、しっかりリスティング広告に使えるお金が確保されているのであれば、成功しているキーワードも含め広告を出して相乗効果でブランディングや信頼を得ると良い。

他社の登録商標については慎重に扱う

リスティングを運用しているとブランドや商品名、社名を含む固有名詞のキーワードはやはり効果が高いということに気づくだろう。しかし、固有名詞のキーワードを安易に利用すると、他社の商標を侵害してしまったり、クレームを受けたりする場合があるので、注意が必要だ。特に競合他社のキーワードに関しては、競合他社のユーザーを自社に連れて来たり、クリック率を高めたり…といった効果が見込めると考えるかもしれないが、ユーザー側の立場に立って検索目的を考えると、だまして連れてきたということになったり、自社のイメージの低下や信頼感の喪失といった状況になりかねない。キーワードジャンルの類似性から意図してなく広告が出てしまう場合は、除外キーワードに設定するなど対応した方が良いだろう。

検索クエリレポートを活用してコンスタントに実際検索されたキーワードを確認しよう

一般的にどんなキーワードが検索されているかの指標を調べるキーワードツールに対して、検索クエリレポートは、実検索から自社サイトへ流入してきたキーワードを見ることが出来る。つまり、部分一致で登録したキーワードが、どのようなキーワードで引っ張られて広告表示されたかというところを見ることが出来るのである。完全一致以外のマッチタイプの場合、検索クエリレポートを見ればまだ登録していないキーワードが混ざっていることがわかるので、追加されていない有効なキーワードを部分一致でどんどん追加してパフォーマンスの改善に役立てよう。このサイクルを行うことで広告が表示される機会をさらに増やすことが可能になるので、キーワードを追加してしばらくしたら、検索クエリレポートを確認する手順を繰り返し行うと良い。

ひとつ上の考え方をしてみる

製品やサービスに対するユーザーの意図を読解し、適切な対応を行うこともリスティングの重要な側面であり、それを踏まえた広告出稿は効果を最大限に発揮できると考える。つまり、製品のメリットや競合との差別化をサイトにわかりやすく載せてあるか、Q&Aのユーザーへのヘルプが充実しているかなど、サイト内の対策がきちんとされているかを広告出稿と合わせて確認して欲しい。リンクルでは、お客様の目的に寄り添い効果の最大化を実現させる運用を日々行っている。様々な指標や効果改善策を熟知した者が担当する運用代行にご興味のある方は、リンクルにお問い合わせ下さい。