GoogleAnalytics(グーグルアナリティクス）におけるコンバージョン経路とは？コンバージョンユーザーの参照元をたどって分析しよう！

グーグルアナリティクスについて

皆さんは、グーグルアナリティクス(GA,Google Analytics)をお使いであろうか。グーグルアナリティクスとは、サイトへ訪れたユーザーの行動を追跡することができるツールであって、ウェブサイトをお持ちである方ならば、グーグルアナリティクスでなくても同等の機能を持つツールは利用必須であろう。こうしたグーグルアナリティクスであるが、目標というものを設定することで、ユーザーがその目標に到達するまでにウェブサイトでどういった行動を起こしたのか、はたまた、どういう経緯、つまり参照元／メディアを経由してウェブサイトへ至ったユーザーが目標に到達したのかといったことを追うことができるのである。この後者の機能はコンバージョン経路と呼ばれる機能であるのであるが、この機能がどういった機能なのかということについて今回のこのコラムではご紹介しよう。是非参考にして今後の広告運用にお役立ていただきたい。

コンバージョン経路について

さて、コンバージョン経路であるが、グーグルアナリティクスの管理画面上のどの部分に存在するかというと、左側のツリーのコンバージョン⇒マルチチャネルという風にたどっていけば見つけることができるであろう。このコンバージョン経路のところではどういったものが確認できるのかというと、あるユーザーがコンバージョン、つまり目標に到達するまでにたどった参照元／メディアの経路がわかるのである。例えば、あるユーザーがグーグルのリスティング広告で最初にサイトへ訪れ、離脱し、ヤフーの自然検索経由でサイトへ訪れたとすると、コンバージョン経路では、

google/cpc ⇒　yahoo/organic

といった形で記録されることとなる。これによって、ユーザーがどういった媒体を経由して目標に到達したのかということが一目でわかるのである。ちなみに、グーグル公式のアナリティクスヘルプには、「コンバージョン経路レポートには、コンバージョンにつながったすべてのコンバージョン経路（一連のチャネル接点）、経路ごとのコンバージョン数、コンバージョン値が表示されるため、コンバージョン経路における各チャネルの接点を把握できます。」といった形でコンバージョン経路のことが紹介されている。

コンバージョン経路の活用方法

次に、このコンバージョン経路の活用方法についてご紹介しよう。このコンバージョン経路では、ユーザーの行動がわかるために、例えばGoogleにおけるとあるキャンペーンのCPAが今月高くなった、だけどアカウント全体としてみると成果はよいなどといった場合に分析可能である。どういうことかというと、グーグルアナリティクスのコンバージョン経路を活用すれば、UTMパラメータの設定、もしくはグーグルアナリティクスとグーグル広告を連携することによって、キャンペーン単位でのユーザー行動が確認可能となる。つまり例えば、先月は良かったのに今月は検索広告のCPAが悪いといった場合、コンバージョン経路を確認することにより、ひょっとすると先月は検索広告で刈り取られていたユーザーが今月は検索広告をクリックしてサイトに訪れて、離脱して、リターゲティング広告で刈り取られるというフローに変わっている可能性がある。このように、媒体管理画面ではわからない情報がコンバージョン経路では取得できるのである。

まとめ

今回は、グーグルアナリティクスの機能の中でもコンバージョン経路という機能に絞ってご紹介した。このコンバージョン経路を分析することで、媒体側の数字だけではわからない裏での動きが推測できるかと思われるので、是非こちらを活用してより広告運用の幅を広げていただきたい。リンクルでは、グーグルアナリティクス等用いて分析を行い、広告管理画面だけではわからなかった気づきについてもお客様にご提供している。是非、現状の広告運用に満足がいかない、さらなる広告効果を追求していきたいとお考えの読者の方は下記よりリンクルまでお問合せ頂きたい。