Google AdWordsやYahoo!スポンサードサーチ等のリスティング広告でコンバージョン計測の表記が一新！その内容と対策について。

Google AdWordsやYahoo!スポンサードサーチでコンバージョンの表記が変更

昨年の9月頃にGoogle AdWordsではコンバージョンに至ったクリックよりもすべてのコンバージョンを主に優先するようになり（現在はコンバージョンに至ったクリックが終了するまでの移行期だと推察される）、年末にYahoo!スポンサードサーチではユニークコンバージョン数がタグの設定変更を実施しない場合では計測されなくなった。言わずもがなコンバージョンポイントをどこに設定するか、それをどのように評価するかはWEB広告のみならず、企業全体のマーケティングを適切に評価し、中長期的に費用対効果を高めて行くためにも簡単なものではないが、非常にクリティカルな問題である。まずは長年の間リスティング広告で親しまれてきたコンバージョンとコンバージョンに至ったクリックについてご紹介したい。

コンバージョンとコンバージョンに至ったクリックの違い

Google AdWordsのAdWordsヘルプより以下を引用するが、Yahoo!スポンサードサーチのすべてのコンバージョンとユニークコンバージョンも同様の関係性であるため非常に参考となる内容である。

[コンバージョンに至ったクリック] は、コンバージョンにつながったクリックの数です。たとえば、同一ユーザーが広告を 1 回クリックして 2 つのコンバージョンを達成した場合、[コンバージョンに至ったクリック] では「1 回のクリック」としてカウントされます。複数の種類のコンバージョンをトラッキングしており、種類にかかわらず、いずれかのコンバージョンにつながったクリックの数を把握したい場合に便利です。[コンバージョンに至ったクリック] はもう削除されているので、代わりに [コンバージョン] を使用し、使いこなせるようになることをおすすめします。

関係性としては「コンバージョンに至ったクリック（ユニークコンバージョン）」は「すべてのコンバージョン」に内包される。

コンバージョン計測の何が変更し、どこに注意すればよいか？

2017年1月10日現在、Google AdWordsの管理画面上ではコンバージョンに至ったクリックを確認できているが、一方のYahoo!スポンサードサーチではユニークコンバージョンの存在自体がなくなっている。こうした変更の背景としてはSNS広告やDSPにおける様々なWEB広告がローンチされる中でより優位性を保つためにもコンバージョン計測の機能を拡張したことが理由の一つとしてあげられるかもしれない。ちなみに現状でYahoo!スポンサドサーチでユニークコンバージョンを計測するためにはタグの設定変更が必要である。ビジネスモデルによってはユニークコンバージョンを計測しなければ成果の評価が難しい場合も存在するため、ぜひこうした使い分けを行い上手く活用していただきたい。

まとめ

今回のコラムではGoogle AdWordsやYahoo!スポンサードサーチでのコンバージョン計測の違いと変更点、そこから得られるメリットや留意点についても言及した。媒体側もコンバージョンの計測をはじめとして様々な機能の拡張や変更を行っており、当然ながらそれに応じて運用方法も適切な変更が求められる。リンクルは、こうした機能の拡張に対しても常にアンテナを張り巡らせ、最新の情報をそれぞれのニーズやそれに応じた最適な解決方法を模索し続けることを日々心がけている。今回紹介したコンバージョン計測も活用のしかたによっては広告主のニーズを満たすことが難しくなる。当然新しい機能だから良いモノというわけではなく、その仕組を適切に理解しどのように組み合わせをしていくかが重要だ。些細な事でも、何か疑問や興味関心を持たれた方は下記より、リンクルまでお問い合わせください。