その計測、漏れがあるかも？Google AdWordsのコンバージョンに関する豆知識～計測期間やデバイスをまたいだコンバージョンについて～

コンバージョン計測期間を変更し、より詳細なデータを計測しよう

皆さんもご存知の通り、リスティング広告では購入や問い合わせなどの成果をコンバージョンとして計測することで広告の効果を把握することができる。このコンバージョンが計測されるタイミングは、コンバージョンした日ではなく広告をクリックした日となる。つまり、あるユーザーが１週間前に広告をクリックして、サイトに訪問したとする。そのユーザーが再度サイトへ訪問してコンバージョンに至ったとした場合、1週間前の広告をクリックした日にコンバージョンが発生したとして、計測されるのである。また、ユーザーの中には、スマホで見て帰宅後パソコンで購入するといったデバイスをまたいだ操作をすることもあるだろうが、計測をきちんと確認できているだろうか。今回は、計測期間の変更方法やデバイスをまたいだコンバージョンについてご紹介するので参考にして頂ければ幸いである。

コンバージョンの計測期間の変更方法

広告のクリック後、○日以内に発生したコンバージョンをコンバージョンとして記録する、とある一定の期間を選択し決めることが出来る。例えば、デフォルトの30 日の場合、広告がクリックされてから 30 日以内に達成されたコンバージョンが計測対象となるので、計測期間を短くすると、アカウントで記録されるコンバージョン数が減少する仕組みとなる。30日で設定していた場合、31日以降にコンバージョンしたとしても計測対象とならないので、商品購入までの検討期間が長いと考えられる不動産などの高額商材は、最大の日数まで計測期間を変更することで正確な成果を図ることが可能となる。各コンバージョンの計測期間を調整する際は、AdWords アカウントにログイン後、[運用ツール] タブ、[コンバージョントラッキング] の順にクリックしてから、[計測期間] の列をクリックし、コンバージョンごとの設定で変更できる。

知っておくと便利なデバイスをまたいだコンバージョン

デバイスをまたいだコンバージョンが導入されたことで、消費者がある端末やブラウザで広告をクリックしてから、別端末でコンバージョンに至るまでの複数端末を経由するコンバージョンの計測ができるようになっている。現状の設定では、「デバイスをまたいだコンバージョン」の数は、自動的に「コンバージョン」項目に含まれるようになっているが、デバイスをまたいだコンバージョンが導入される前のアカウントに関しては、「デバイスをまたいだコンバージョンを含む」の設定をオンにしないと、「コンバージョン」列の数値に含まれない。この部分を設定すれば、自動入札戦略にも反映することができ、掲載結果の総合的な把握や、より正確なモバイル価値の測定が可能になっているので、覚えておこう。

1、管理画面の運用ツールタブをクリックし、『コンバージョントラッキング』を選択する。

2，左側のメニューの中から『設定』をクリックする。

3、『デバイスをまたいだコンバージョンを含める』をクリックする。

4、コンバージョン列の数値にデバイスをまたいだコンバージョンを含めたい場合はオンにし、保存をクリックする。 ScreenHunter_495 Jan. 03 18.13

広告効果の最大化に注力するリンクル

今回ご紹介したように、コンバージョンの計測期間を変更したり、デバイスをまたいだコンバージョンを見直すことで、より詳細のデータを計測することができる。しかし、商材を良く把握しておらずユーザーの行動経路を確認しないまま設定をしてしまうと、正確に記録することができないため、設定をする際は再確認しておくことをおすすめする。リンクルでは、お客様の目的に寄り添い効果の最大化を実現させる運用を日々行っている。様々な指標や効果改善策を熟知した者が担当する運用代行にご興味のある方は、リンクルにお問い合わせ下さい。