【リスティングコラム】GDNのDSK(Display Select Keywords)とYDNのサーチターゲティングについて

GDNのDSK(Display Select Keywords)とYDNのサーチターゲティングについて

今回は、ユーザーが過去に検索したキーワードリストを元にターゲティングして広告配信するメニューとして知られているGoogleディスプレイネットワークのDSK(Display Select Keywords)とYahoo!ディスプレイネットワークのサーチターゲティングについて、それぞれの概要と活用方法をご紹介する。

GoogleディスプレイネットワークのDSK(Display Select Keywords)について

Googleディスプレイネットワークのメニューの一つで、設定されたキーワードを元に広告が配信される。これだけだとキーワードやトピックなどの要素に基づいて広告配信されるコンテンツターゲットと変わらないが、DSKは、「検索ニーズが合致していると判定された」かつ「CVに近いと思われる」サイトの広告枠に配信される特徴がある。従って、コンテンツターゲットより高精度かつコンバージョンしやすいであろうユーザーが訪問するページと広告主サイトに近いページに、登録キーワードをベースに広告が表示される。

設定方法

まずGoogleのマーケット/競合比較レポート、ベータ版プロダクトご依頼フォームで申請する必要があるため、マーケット/競合比較レポートの申込み条件とベータ版プロダクトの申込み条件を満たしていなければならない。あとは、広告主名、アカウントのURL、アカウントのID、代理店担当者、メールアドレス、依頼内容、提案日を申請し、登録完了となる。上記はベータ版機能のため、一部ユーザーのみ利用できるメニューとなってしまうが、リンクルでは配信可能な設定の一つである。

Yahoo!ディスプレイアドネットワークのサーチターゲティングについて

Yahoo! JAPANの各種検索機能でユーザーが検索したキーワードを利用し、ターゲティングを行う機能のことである。この「サーチターゲティング」機能を利用すると、過去にあるキーワードを検索したユーザーが別の機会にYDNが配信されるウェブページを訪れた際に、そのキーワードに関連する広告が配信される。従って、サーチターゲティング機能を利用することで、キーワード単位でのより精緻なターゲティングが可能となる。また、スポンサードサーチと併用することにより、同じターゲット層への重点的な訴求も可能となる。以前は、インターネットユーザーが実際に検索したことがあるキーワードと、広告主が設定したサーチキーワードが完全に一致した場合に広告を配信していたが、現在は、インターネットユーザーが実際に検索したキーワードをYahoo! JAPAN独自の技術で語句に分解し、分解した語句と広告主が設定したサーチキーワードが一致した場合に広告が配信されるようになっている。ちなみに、サーチターゲティング機能を利用する際には、サーチキーワードリストを作成する必要がある。手順としては、管理画面で広告配信の対象にしたいキーワードを入力して検索し、表示される設定可能なサーチキーワード候補一覧から選択するだけだが、広告管理ツールで表示されるサーチキーワード候補は、リーチ数などをもとにシステムで自動抽出されるので、公序良俗に反するキーワードは、サーチキーワード候補から除外されており、候補に表示されないキーワードは登録できないので、必ずしも意に沿ったキーワードが登録できるわけではないので注意しよう。

最後に

今回は、Googleディスプレイネットワークが提供するDSK(Display Select Keywords)とYahoo!ディスプレイネットワークが提供するサーチターゲティングについてご紹介した。リンクルでは、お客様の目的に寄り添い効果の最大化を実現させる運用を日々行っている。様々な機能や効果改善策を熟知した者が担当する運用代行にご興味のある方は、リンクルにお問い合わせください。