拡大テキスト化、拡張テキスト化、完了しましたか？

GoogleAdwords、Yahooスポンサードサーチでは昨年から、拡張テキスト、拡大テキストの入稿が可能になった。以前、「【リスティングコラム】拡大テキスト広告（Yahoo! スポンサードサーチ）のメリットと注意点を考察する。」（https://rincrew.jp/column/yss-expandedtext-ad20161102）でも紹介したように、拡張テキスト、拡大テキストを入稿し、（以後このコラムではこの作業を、便宜上広告の拡大化と呼ぶ）有効に活用することによって、クリック率の大幅な上昇が見込める。しかも、GoogleAdwordsでは、2017年1月31日から従来のテキスト広告が入稿できなくなることもアナウンスしており、（参考：https://support.google.com/adwords/answer/7048854）広告の拡大化対応は必須といえよう。しかし、実際に広告の拡大化をどうやってやればよいのか、既存の広告を以下に拡大化していくかについてのノウハウが共有されず、なかなか手がついていない方も多いのではないだろうか。今回のコラムでは、既存の広告をもとに一括で広告の拡大化をする方法ついて解説をする。広告の拡大化をしたいが、なかなかできない、そんなことにお悩みの方の一助となれば幸いである。

GoogleAdwordsでの広告の拡大化方法

①GoogleAdwordsEditorに入り、対象のアカウントをダウンロードする。

②拡大したいキャンペーン、広告グループを選択し、テキスト広告のタブに入る。

③「広告をエクスポート」の「拡張テキストとしてエクスポートする」をクリックする。 ScreenHunter_29 Jan. 02 19.02

④対象のCSVファイルを開く。 ScreenHunter_31 Jan. 02 19.11

⑤Headline2、Path1、Path2の項目を入力する。

この際、Pathに関しては入力する必要は必ずしもないが、つけることをお勧めしている。なぜなら、現在GoogleAdwordsにおいてタイトルはボールディング（太字化）されないが、Pathはボールディングされるため、ユーザーの目線を引き付けることが可能だからだ。またこのことからPathには広告をクリックしたURL先の訴求をいれるよりも、登録したキーワードを入れるほうが、ボールディングされるため、より目立ちやすい可能性が高い。

⑥全選択をし、コピーする。

⑦GoogleAdwordsEditorを開き、Ctrl+Shift+Iを押し、先ほどコピーした項目を張り付ける。 ScreenHunter_32 Jan. 02 19.14

このようにすることで、GoogleAdwordsでの広告の拡大化、すなわち拡張テキストの入稿を完成させることができる。

Yahooスポンサードサーチでの広告の拡大化方法

①キャンペーンエディターを開き、対象のアカウントをダウンロードする。

②拡大したいキャンペーン、広告グループを選択し、広告タブに入る。

③広告をすべて選択し、コピーする。

④Excelファイルに張り付ける。

⑤広告タイプを「テキスト（15-15・40）」にし、タイトルをタイトル１に移動し、タイトル２、ディレクトリ1、ディレクトリ2を記入する。また、説明文に説明文１と説明文２を組み合わせたものを記入する。最後に、表示URL、優先デバイスを消す。

ScreenHunter_813 Jan. 03 08.33

⑥全選択してコピーし、複数の広告作成・編集タブから貼り付ける。

このようにすることで、Yahooスポンサードサーチでの広告の拡大化、すなわち拡大テキストの入稿を完成させることができる。

広告を拡大化したあとの注意点

ここまで広告の拡大化について解説してきたが、これで完了ではなく入稿後に気を付けないといけないポイントが何点かあるので、そのことについて解説したい。

①表示回数は担保されているか

Yahooスポンサードサーチにおいて、テキスト広告をオフにし、拡大テキストをオンにすると、一部広告の表示回数が減少するという事象が起きた。広告の拡大化をする際は、その動向を追っていくのと、例えば初めはテキスト広告と一緒に拡大テキスト広告も走らせることによってリスクヘッジをするなどの対策をしていく必要がある。

②クリックの質は担保されているか

クリック率があがるということは、意図しない検索クエリで反応したキーワードに対する広告のクリック率を上げることにもつながる。検索クエリを注視し、無駄なクリック、コンバージョンにつながる確度が低いものがないか精査するようにしよう。

最新の情勢に対応し、常に最適化を図るリンクル

このコラムでは、たびたび言われてきた広告の拡大化についての具体的な入稿方法に関して説明した。昨年度は特にこのようなアップデートが多く、変化に対応しきれなかった方も多いのではないだろうか。しかし、このような変化に対応しきれず、従来のやり方を続けることは機会損失につながる可能性が非常に高い。その点、リンクルではこのような変化を常にチェックし最適な対応をしている。最新の知識を知り尽くしたプロにリスティング広告の運用をお任せしたいという方は下記よりお問い合わせください。

N.H