広告が配信されるサイトによっては企業イメージを傷つける

Google AdWordsでは検索結果画面の他に多種多様なウェブサイトに広告を配信できる機能が備わっている。
広告を配信できるウェブサイトが多いということはその分見込みユーザーに広告を届けることができるということだ。
一方でウェブサイトの中には、広告を出稿することで企業イメージやブランドの価値を損ねてしまうようなコンテンツがあるウェブサイトも存在する。
デフォルトの設定ではそういった企業ブランドを傷つけるようなウェブサイトにも広告が配信されてしまうが、「サイトカテゴリオプション」という機能を利用することでこういったサイトには広告を配信しないようにすることが出来る。

今回はサイトカテゴリオプションについて紹介する。

サイトカテゴリオプションの種類

サイトカテゴリオプションは大きく分けて6つのカテゴリに分かれている。
そしてカテゴリごとにさらに細かいカテゴリで設定をすることが出来る。

・デリケートなコンテンツ

マイナスイメージにつながる可能性が高い項目を配信除外出来る。デリケートなコンテンツは基本的に除外したほうが良いだろう。

項目に関しては以下の通りである。

（1）犯罪、警察、非常事態: 犯罪記録、火災に関するニュース記事、救急サービスの情報資源など

（2）訃報、惨事: 死亡記事、葬儀サービス、自然災害に関する記事、事故など

（3）軍事、国際紛争: 戦争、テロ、扱いに注意を要する国際関係のニュースなど

（4）不快感を与える恐れのあるコンテンツ: ジョーク、不気味な写真、スタントのビデオなど

（5）冒とく、乱暴な表現: 程度を問わず粗野な表現が使用されている場合など

（6）性的内容の示唆: 挑発的な写真やテキストなど

・デジタルコンテンツのラベル

ディスプレイネットワークの全サイトにラベルが設定されており、その中での配信の除外が可能である。

（1）DL-G: 一般向けコンテンツ

（2）DL-PG: 保護者の判断を要するコンテンツ

（3）DL-T: 13 歳以上向けコンテンツ

（4）DL-MA: 成人向けコンテンツ

（5）ラベル未設定: ラベルが未設定のコンテンツ

※すべてを除外してしまうとディスプレイネットワークでの配信がされなくなってしまう為注意が必要。特にラベル未設定を配信除外登録してしまうと広告の配信量が激減する場合がある。

・プレースメントの種類

（1）フォーラム: インターネット掲示板

（2）ソーシャルネットワーク: ユーザー同士が交流し、それぞれが個人プロフィールを作成するサイト

（3）ドメインパーキング: 登録されているものの未作成のウェブサイトのドメイン

（4）エラーページ: ウェブページやサイトが参照できなかった場合にユーザーが誘導されるページ

（5）InGame: ゲーム内に広告が表示されるオンラインおよびモバイルアプリのゲーム

（6）ギャンブル: 懸賞、カジノサイト、ギャンブル用品を販売するサイトなど。注: デフォルトで除外されている

（7）写真共有ページ: ユーザーが画像をアップロード、閲覧できるページ

（8）動画共有ページ: ユーザーが動画をアップロード、閲覧できるページ

・テスト

（1）GMobモバイルアプリでバナー広告スロット（インタースティシャル以外）

・動画コンテンツ

（1）InVideo: 広告が動画プレーヤー内に表示される動画

（2）ライブストリーミング動画: インターネットを通じてストリーム配信されるライブイベントの動画

（3）InVideo（ユーザーによる埋め込みのみ）: サイト運営者がディスプレイネットワーク上で見つけたものを自分のサイトで公開している動画

・広告の掲載場所

（1）スクロールしなければ見えない位置：ユーザーが下にスクロールしなければ表示されないページのセクション。

まとめ

今回はGoogleディスプレイネットワークで利用できる「サイトカテゴリオプション」について紹介した。
サイトカテゴリオプションを利用すれば、ブランドイメージを損なうサイトへの配信を停止することが出来る。
また広告のパフォーマンスに寄与する場合もあるのでディスプレイネットワーク広告を配信する際は設定することをお勧めする。
リンクルではサイトカテゴリオプションの設定はデフォルトで行うようにしている。
サイトカテゴリオプションやディスプレイネットワークの費用対効果改善に興味がある方は下記よりお問い合わせください。