特定のタグが設置されているところのみをリターゲティングリスト（リマーケティングリスト）に？URL指定だけでないリマーケティングリストの作成の仕方をご紹介！

リターゲティング（リマーケティング）広告とは？

皆さんは、リターゲティング（リマーケティング）広告をご存じであろうか。リターゲティング広告は、一度サイトへ訪れたユーザーに対してそのユーザーがその他別サイトを閲覧中にも広告を表示させる手法であって、ほとんどの方が一度は行われたことのある広告なのではないだろうか。このリターゲティング広告の仕組みとしては、Google AdWordsやYahoo!スポンサードサーチなどから発行されるリターゲティングタグというものをサイトへ挿入することによって、サイトへ一度訪れたユーザーに対してCookieを付与する。このことによって、サイトへ一度訪れたユーザーをリスト化することができるようになり、あるユーザーがGoogleやYahooが持っている広告枠を設置しているサイトを閲覧しているときに、そのユーザーがそのリスト内に存在すれば（Cookieを持っていれば）広告をその広告枠に対するオークションに参加させるというものである。このリマーケティングタグというものの使い方として、サイト内のすべてのページにリターゲティングタグを設置することが多く、広告を配信する際にはサイトへ訪れてから何日経過したユーザーなのかというセグメントやどこのURLに訪れたユーザーなのかというセグメントで、すべてのページから集められたリターゲティングリストを切り分けて配信することが多いのではないであろうか。しかしながらリターゲティングリストの作り方としてそのような切り分け方だけでなく、ある特定のタグが設置されたページを訪れたユーザーをリスト化することができるのである。今回はその手法をご紹介する。

特定のタグが設置されているページを閲覧したユーザーをリスト化するには？

では、そのリスト化方法について今回はディスプレイ広告を配信できる、Google AdWordsとYDNについてご紹介する。Google AdWrodsでは、リストの作成方法として特定のタグが設置されたページを訪れたユーザーというのを選択できるのをご存じであろうか。これを選択すると右上に新しいタグを発行できるボタンがあるはずである。このボタンを押すと、コンバージョンタグと同様にlabelのところに値が記載されたタグが発行されるはずである。

一方でYDNでは、通常のリターゲティングタグは下記のような形であると思うが、

<!– Yahoo Code for your Target List –>
<script type=”text/javascript” language=”javascript”>
/* <![CDATA[ */
var yahoo_retargeting_id = ‘XXXXXXXXXXX’;
var yahoo_retargeting_label = ”;
var yahoo_retargeting_page_type = ”;
var yahoo_retargeting_items = [{item_id: ”, category_id: ”, price: ”, quantity: ”}];
/* ]]> */
</script>
<script type=”text/javascript” language=”javascript” src=”https://b92.yahoo.co.jp/js/s_retargeting.js”></script>

このリターゲティングタグの中のyahoo_retargeting_label = ”;のところの”内に好きなラベル名称を書き、そのタグをリターゲティングタグとして訪れたユーザーをリスト化したい特定のページへ挿入し、ターゲットリストの作成条件でラベルを選択し、先ほど選んだラベル名称を指定することによって、実装することができる。

まとめ

今回は、特定のタグが設置されているところをリターゲティングリスト化する手法をご紹介したが、この活用法としては言葉の通り訪れたユーザーをリターゲティングリスト化したいページに埋め込むということのみならず、実はタグマネージャーを利用すれば様々なリターゲティングリストを作成することができる無限の可能性を秘めたものなのである。この活用法についてはまた別のコラムでご紹介しよう。リンクルでは、リターゲティング広告を駆使して様々な広告配信を行っている。ちょっと変わったリターゲティング広告を行ってみたい、よりリターゲティング広告の効果を改善したいとお考えの皆様は下記より是非お問い合わせいただきたい。