BtoBビジネスでのリスティング広告運用者必見！クリック単価（CPC）が高い業界でのWeb広告施策の考え方

クリック単価の高いBtoBビジネスのWeb広告で成功するには

BtoBビジネス、もしくはBtoCビジネスでも比較的顧客単価の高い業界では、売上も大きくなり、利益もその分大きくなるため、広告費にかけることができる金額が多くなってくる。こういった業界では競合他社も同様に多額の広告費を投入してくるため、ワンクリックの単価は高くなりがちだ。そういった業界でのリスティング広告はいかにあるべきか。リンクルでの事例をもとに、クリック単価の高い業界での広告出稿についての施策について今回はご紹介する。

①リターゲティング広告の活用

クリック単価の高い業界でぜひ積極的に実装していただきたいのが、リターゲティング広告の活用だ。リターゲティング広告では、一度サイトにきたユーザーに対して、そのユーザーが別のサイトなどを閲覧している時にバナー広告を配信することが可能である。一度サイトに訪れているため、比較的確度の高いユーザーに対してアピールすることができる。ただし、この際気を付けなければならないのが、「リストの質」だ。比較的確度の低いキーワードでサイトに流入したユーザーに配信し、リターゲティング広告で広告をクリックしたとしてもコンバージョン確度が高いとはいえない。この対策としてはいくつかある。例えば、GoogleAdwordsのリマーケティング広告とGoogleAnalyticsを連携したいわゆる「GAリマケ」を使い、サイトに60秒以上滞在したユーザーに対して広告を配信するといった施策を打つことが可能だ。この他にも検索広告を有効活用することでリストの質を改善することが可能だ。

②マッチタイプの有効活用

リストの質の改善方法として検索連動型広告における、マッチタイプの選定も有効だ。検索広告では、キーワードを選定する際、マッチタイプの指定が可能だ。代表的なものとして完全一致、絞込部分一致、フレーズ一致、部分一致があげられる。この中で部分一致はキーワードを拡張し、こちらが予期せぬ有効な検索クエリでキーワードが反応することがある一方で、必要以上にキーワードを拡張してしまい、明らかに無駄な検索クエリに対して反応してしまうことがある。クリック単価の高い業界でこれが起きてしまうと、費用対効果が悪くなる広告配信になりがちた。比較的クリック単価の高い業界では、完全一致を使い、こちらが意図したキーワードに対して広告配信をするのが有効だろう。これはユーザーリストの改善にもつながる。また部分一致を使う際には検索クエリを注視し、不要なものは除外キーワードとして登録することで効果は改善しうる。

③RLSAの有効活用

①ではリターゲティング広告、②では検索連動型広告を活用することで効果を改善する方法について述べた。実は、これらの良いところを詰め合わせた広告の配信手法が存在する。それがRLSAだ。これは一度サイトにきたユーザーが再度指定したキーワードで検索した際、入札を高くすることで、いつもより広告を上位に表示させることが可能な施策だ。先ほどの話で、もしリターゲティング広告でリストの質が悪いことに課題がある場合は、この施策を使うことでサイトに訪れたユーザーでかつ再度検索しているユーザーに対してのみに広告配信を絞ることができるのでかなり有効な施策となりうる。

④サーチターゲティングの有効活用

YDNのサーチターゲティングもBtoBビジネスにおいて有効な施策の一つだ。サーチターゲティングでは、あるキーワードを登録し、そのキーワードで検索したユーザーが別のサイトを訪れている際に広告の配信が可能となる。検索連動型広告で成果の良いキーワードを登録することで効果的な広告配信が可能となるだろう。

BtoB特化の専門チームをもつリンクル

今回のコラムでは比較的クリック単価の高いBtoB業界での広告配信手法についての施策をご紹介した。リンクルではBtoBに特化した専門チームを有しており、お客様のニーズにあった施策を実行することが可能である。BtoBビジネスに特化した広告配信に興味のある方は下記よりお問い合わせください。

N.H