【初心者必見】作業効率をアップさせるAdWords Editor活用法
リスティングコラム
COLUMN
Googleアドワーズ
初心者必見
AdWords Editorとは、アドワーズの広告入稿や管理運用の編集を、管理画面ではなくオフライン上で出来るアドワーズ独自の無料アプリケーションである。通常の管理画面がオンライン上の作業であるのと異なり、管理画面への送信前に入稿内容を精査することができるため、作業ミスの削減につながる非常に便利で必要不可欠なツールである。また、さまざまな編集が一括にできるため作業時間の節約にもつながる。
今回は、AdWords Editorで便利な機能を紹介する。
広告文を一括で編集したいときにどのように作業を進めていくのかを紹介する。
複数の変更の場合、Google AdWords上の情報をエクスポートし一度エクセルファイルで広告一覧を修正後にインポートする方法があるが、AdWords Editorを使用すると、上記の作業を一括編集することが可能である。
まず、広告タブを選択して広告一覧を表示する。編集したい広告を選択した後に「テキストの置換」を選択すると、下記のようなポップアップが表示される。ここで置換したい文言・置換後の文言を入力することで、選択していた広告文を一括で編集することができる。
ここで注意しなければならないのが、例えばタイトルと同じ文言が説明文にも使用されている場合である。タイトルの一部だけを置換する際に全選択をして一括編集をすると、対象の項目だけでなく全ての項目で置換対象の文言が編集されてしまう。そのため、一括編集する際はどこの範囲を置換したいのか、右上の選択項目「操作の実行」から置換したい項目を限定すると、必要な個所のみ編集することが可能だ。
AdWords Editorには「定式単語」という機能があり、各コンポーネントに含まれるテキストを意味する。使用可能な定式単語を以下に記載する。
これらを実際に活用する方法を下記に紹介する。
例えば「国内ツアー」というキャンペーンで、都道府県名を使っている広告グループ名を、そのままキーワードに登録したい場合だと想定する。キーワードに登録してある「国内旅行」という単語を各広告グループ名と掛け合わせたい場合に「定式単語」の機能を使用すると、下図のように「[adgroup] 国内旅行」に一括で置換することができる。
入札調整は管理画面上での一括編集も可能であるが、管理画面で作業をするとミスしてしまった場合、一度編集した入札額を管理画面上で再修正することができない。
ところがAdWords Editorであれは、キーワード、もしくは広告グループ単位で設定している上限CPCを一定の比率で調整することが可能なうえ、一度変更した内容を元に戻すこともできる。ここではその作業手順をご紹介する。
まず、上限CPCを設定しているコンポーネントの画面より、調整したい広告グループもしくはキーワードを「Ctrl」もしくは「Shift」キーを使用して選択する。その後、「テキストの置換」から「入札単価の変更」タブを選択し、引き上げもしくは引き下げの割合を調整することで入札単価の一括変更が可能である。
既存に入稿されているキャンペーンをベースに、新しいキャンペーンとして使用したい場合、既存の情報をそのままコピーすることが可能である。コピーしたいCPNを選択し、「Ctrl ＋ C」でコピーをし、「Ctrl ＋ V」で貼り付けをすることで、コピーしたCPNとその配下にあるコンーネントを一括で複製することが可能である。このとき、同じ名前のCPNが存在した場合、Editor上でアラートが出るため重複して入稿してしまうという心配もない。
また、CPNだけを複製したいという場合は、CPNを選択し右クリックをする。編集オプションから「シェルのコピー」を選択すると、現在表示されているコンポーネントだけの情報（この場合だとCPNの情報のみ）を複製することが可能である。
リスティング広告は毎日の運用が非常に重要であるが、一つ一つの細かい作業を管理画面から行っていると設定に時間がかかり、運用が疎かになる恐れがある。今回紹介したのはAdWords Editorの4つの効率的な作業方法だが、この他にも多くの便利機能がある。これらの機能を利用できるようになると作業ミス・作業時間の削減につながり、運用により多くの時間を費やすことができるだろう。
今回の記事を見て、入稿ミス削減に役立て頂ければ幸いである。 ミスのない入稿で高い成果を上げたい方は下記よりお問い合わせ下さい。
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