成果が出やすいアカウントとそうでないアカウント、何が違うの?
この世の中には数多くのリスティング広告プレイヤーがいて、それぞれ全く違うアカウントの構造、構成を自分なりに持っているのではないだろうか。もちろん人によって管理のしやすさは千差万別だが、一つ気をつけなければならないのは明確に成果の出やすいアカウントとそうでないアカウントがあるということだ。リスティング広告のプロ集団であるリンクルには、様々なアカウント構成方法、それぞれの特徴について知見を多く持っている。今回はそんなリンクルがより効果が出やすいアカウントの構成に関して、例を用いながらご紹介する。よりよいアカウント運用の一助となれば幸甚である。
この構成にしてしまうと成果が上がりづらい?
ここでは、成果が上がりやすいかと思いきや上がりづらい構成に関して紹介する。
①一つ一つすべてのキーワードに対して広告文を用意しグループを分ける。
実はこの方法は一昔前まで推奨されていたアカウント構成で、ここまで細かくやることで成果が上がると業界内でもいわれている時もあった。しかし、現在はキーワードごとにグループを分けるのは成果がはかりづらいとされている。ここでは具体例を用いて紹介しよう。キーワードごとにグループをわける、例えば「バスケット 作成」と「バスケット 作製」でグループを分け、それぞれに「バスケット作成なら」「バスケット作製なら」と登録する。これは細かくやっていてよく見えるかもしれないが、必ずしもそうではない。これは確かにクリック率もあがり、そのことにより、キーワードの品質スコアも良くなる。しかし、ほぼ同義語のこれらのキーワードをわけることで、データがあまりたまらず、正しい意思決定ができなくなることがある。先ほどの例で広告文をそれぞれ二本用意していたとし、よりクリック率が高い方を採用しようとすると、同じ量のデータを貯めるのにこれらを一つのグループに分けている時の2倍の時間がかかる。こうなると正しい意思決定に時間がかかってしまうし、少ないデータから判断すると、間違えた意思判断を下す一因にもなってしまう。
ただ、ここで「一つにしてしまうことで、広告文のボールディングができないのではないか」という心配もあるかもしれない。しかし今現在、Google検索、Yahoo検索には広告カスタマイザ、アドカスタマイザという機能があり、それぞれのキーワードごとに広告文を分けることが、グループを分けずに実行できるようになった。
②キーワードごとにグループを分けずにすべて一つのグループにする。
先ほどは一つにまとめた方が良いという話をしたが必ずしもそうではない。すべてのキーワードを一つのグループに入れてしまうと、今度はどういったキーワード群が成果が良いのかがわからなくなってしまう。ある程度の塊ごとでわけないと、そもそも調整のしようがない。
よいアカウント構成とは?
ここでは、やりがちなアカウント構成の方法をご紹介したが、これはあくまでバランスだ。重要なのは、運用者が調整しやすいアカウントである。なぜなら、それが最も成果がでやすいからだ。調整しやすいアカウントはそれだけPDCAサイクルも回しやすく、素早く成果の改善に動ける。一方で非常に細かくしてしまったり、逆にくっつけすぎてしまうと、アカウント管理が煩雑になったり、逆に傾向が掴みづらくなってしまう。この辺りは熟練の運用者であればすぐにわかるのであるが、なかなか今始めた人や、最近スタートした人には難しい側面もある。この辺りは経験、センスも重要になってくるところだ。
成果のあがるアカウントを作成し、成果の最大化を図ろう!
今回のコラムでは成果の上がりづらいアカウントの構成を二つ紹介した。繰り返しになるが重要なのは調整がしやすいアカウントである。細かければいいわけではないし、とにかくまとめれば良いというわけではない。運用者にとって運用しやすく調整しやすいアカウント。それが一番なのだ。そのことを念頭にアカウントの構成を作成してほしい。リンクルではこういった構造を知り尽くしたプロが日々運用を行なっている。プロの行うリスティング広告にご興味のある方は下記よりお問い合わせください。
N.H
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