季節商材のリスティング広告運営のポイント ～品質スコア（品質インデックス）の落とし穴～
リスティングコラム
COLUMN
運営のコツ
今回は、リスティング広告を使用して季節商材を売るためのリスティング運営戦略を解説する。
季節商材と聞いて何を思い浮かべるだろうか。
例えば、夏の『お中元』『水着』『海外旅行』、冬の『お歳暮』『クリスマスプレゼント』『スノーボード』などがある。
季節商材の場合、リスティング広告を運営されている方が陥りやすい問題がある。 それは『シーズン開始と同時にリスティング広告をスタートする』ということである。これは一見正しいようだが、広告効果を考えた場合、大きな間違いである。正しい運用は『シーズンの２週間～１か月前からスタートする』ことである。
それはなぜか。
確かにシーズンに入ってから広告を配信すればコンバージョン率は高くなる。 しかし、リスティング広告の運用には『品質スコア』の問題がつきまとう。品質スコアとはクリック単価を決める大きな指標で、GoogleやYahooが１～１０の評価を各キーワード毎に付与する。 広告の掲載順位は『入札価格×品質スコア』で決まる。
そのため品質スコアが低い場合、高い入札価格を設定しないと広告が下位に追いやられてしまい、流入数が減少する。 それでも上位に掲載したいと入札価格を高く設定することで獲得単価が高額になる悪循環へと繋がる。 よって、リスティング広告で費用対効果を高めるためには、この品質スコアを上げていくことが重要だが、 実はこの作業には少なくとも１週間～１か月の期間が必要となってくる。
ただ、勘違いをしないで頂きたいのが、１週間～１か月間広告を単に出しておけば品質スコアが上がるという話ではない。
品質スコアを高めるには、 『キーワードと広告文の関連性』 ・『キーワードとＨＰの関連性』 ・『広告のクリック率』 などを重視して、キーワードや広告文の繰り返しの調整、見直しが必要となる。
お分かりいただけたであろうか。 季節商材を売る際は、シーズン開始と同時にリスティングをはじめてしまうと、 大切な期間を品質の上がらない状態（＝掲載順位が低い、クリック単価が高い状態） で過ごすことになりかねない。 そのため、そうした機械損失を発生させないためにもシーズン開始の１ヶ月程度前には 広告を開始する必要があるのだ。
リスティング広告で重要な品質スコア・品質インデックスの上げ方
リスティング広告で品質スコア、品質インデックスが下がる４つの原因と改善方法
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