リスティングコラム
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リスティング広告は広告の性質上、膨大なキーワードを登録する。特に商品点数の多いEC系（通販サイト）アカウントではキーワード数が多くなる傾向があり、何万語となることも少なくない。みなさんはどのような方法で入稿を行っているだろうか。
一般的に、リスティング広告における入稿とは、キーワード、キーワードに応じて表示させる広告、広告をクリックした際のリンク先、広告の下に表示させるサイトリンクなどを考え、効果的なアカウントを設計し、広告管理ツールにそれらの情報を登録するまでの、広告配信可能な状態にするための一連の業務のことを指す。Webサイトによってはキーワード数が膨大になり、それに比例するように広告も増えるため、膨大な情報を正確に広告管理ツールに登録するスキルが必要となる。今回は、広告管理ツールに登録する際にどの入稿方法が最もスピードが早いかを検証した。
今回は、入稿するキーワードと広告などの情報が記載されているアカウント設計図を事前に作成した上で、3通りの入稿法で入稿した。
である。同時に所要時間を計測した。
①AdWords広告管理ツールでの入稿
所要時間10分42秒
ブラウザ上で動作するAdWordsの広告管理ツールを使用した入稿ではこのような結果になった。ページの読み込みに少し時間を取られるため、少し時間のロスがあったと考えられる。
②バルクシート（CSVファイル）での入稿
※バルクシート（CSVファイル）とは、キャンペーンや広告グループ、広告、キーワードや設定などの入稿情報を記載したCSV形式のファイルである。
所要時間6分35秒
みなさんも良く使われていると思われる入稿法を用いた場合このような結果になった。
③AdWords Editorとバルクシート（CSVファイル）を組み合わせた入稿
所要時間4分52秒
オフライン上で広告を一括編集し広告管理ツールへ入稿できるAdWords Editorというアプリケーションと前述のバルクシートを組み合わせるとこのような結果になった。
①AdWords広告管理ツールでの入稿は、ブラウザ上のツールということもあり、読み込みに少し時間をとられてしまう。また、一括入稿できるのはキーワードくらいであるため、大量入稿には向いていない。キャンペーンにキーワードを追加するなどの少量の入稿は早いと考えられるが、大量の入稿を行う場合は他の方法で入稿したほうがよいだろう。
②バルクシートでの入稿はポピュラーな入稿法である。慣れている方はスムーズに入稿を行うことができる。しかし、間違いがあると意図しないものが入稿されてしまったり、やり直しが必要な場合があるため、ステータスは必ずオフにして入稿するなど注意が必要である。
③AdWords Editorとバルクシートを組み合わせた入稿が最も時間を短縮できた。この入稿法は、バルクシートを広告管理ツールではなくAdWords Editorにインポートし、入稿する方法である。オフラインで入稿した要素を確認しながら、進めることができるため大変お薦めである。
今回は、様々な方法で広告管理ツールへ入稿し時間を計測した。広告入稿には様々な方法があるが、入稿のボリュームにより適切な方法で入稿を行っていくことが重要である。リンクルには、経験豊富な入稿専任担当がおり、上記のような方法を組み合わせ、またツール等を用いて正確かつ短時間で膨大なキーワードや広告の入稿を行っている。入稿時間の短縮により、アカウント最適化のためのPDCAサイクルを早く回すことで、機会損失を防ぎ堅実な広告運用を行うことができる。みなさんも、今回ご紹介したような方法を使って入稿にかける時間を短縮し、アカウントの最適化スピードを上げていただきたい。
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