構造化スニペットの使い分けはできていますか？

Google AdWordsでは、広告表示オプションを積極的に導入することの重要性を述べてきた。広告表示オプションを表示すると、認知度が向上してユーザーがより広告主様のビジネスについて理解を深めることができるようになる。またそれだけでなく、広告のクリック率の向上やクリック数の増加に大きく貢献し、リスティング広告を運用する際の広告の品質向上にも重要な役割を担っている。その広告表示オプションの中の一つである構造化スニペットとは、検索連動型広告を表示する際に、自社が取り扱う商品、サービスの特性や種類を表示できる機能である。見込み客が商品やサービスを選ぶ際にどのような情報を重視するかを判断し、アピールすべき具体的な補足情報を追加することを目的としている。構造化スニペットを使用すると、広告で商品やサービスの特定の側面を強調できる。これによりユーザーは、クリックしてサイトにアクセスする前に商品やサービスの特性や種類について知ることができるのである。一方で、使用する目的が似ており区別が付きづらいのがコールアウト表示オプションであるが、コールアウト表示オプションでは商品やサービス独自の特徴を強調することができ、その際に訴求できる点は任意のものであるという点で、構造化スニペットよりも自由にサービスの特徴を述べることができる。今回は、構造化スニペットの基本的な内容について、今一度理解しよう。

構造化スニペットを使うメリット

1. 提供する商品やサービスの詳細をユーザーにアピールできる

ユーザーは、広告をクリックする前に商品やサービスの特性や種類を知ることができる。

2. 投資収益率が向上する

広告にウェブサイトの追加情報が表示されて、広告の関連性とクリック率が向上する。商品やサービスに高い関心を持つユーザーからクリックを獲得できるため、投資収益率の向上につながる。

構造化スニペット設定時のポイント

構造化スニペットを設定する際には、事前に用意されたヘッダーの中から適切なものを選び、具体的な情報を入力する。構造化スニペットの内容は、選択したヘッダーとマッチし、関連性のあるものにする必要がある。構造化スニペットの内容がヘッダーと合わない場合、そのスニペットは不承認となるので注意が必要である。また、スニペットの内容は、ヘッダーごとの下記のガイドラインに準拠している必要があるので、そのガイドラインを以下に簡単にまとめよう。

設備

スニペットの内容はすべて、建物や場所の設備や便利な機能にする必要がある。

ブランド

スニペットの内容はすべて、広告主様が実際に扱っているブランドの名前にする必要があるが、ブランド名を数多く含めたり、宣伝文を含めたりすることは許可されない。

コース

スニペットの内容はすべて、教育機関が提供する具体的な講座名にする必要がある。学位プログラムを含めることはできない。

学位プログラム

スニペットの内容はすべて、オンラインや従来型の教育機関で受けられる教科課程にする必要がある。課程の期間を含めることはできない。

到着地

スニペットの内容はすべて、都市や都道府県、国の名前だけにする必要がある。宣伝文は許可されない。

保険の保障

スニペットの内容はすべて、保険の具体的な保障の種類にする必要がある。

モデル

スニペットの内容はすべて、自動車メーカーや販売店が提供する具体的なモデル名やモデルの車種だけにする必要がある。自動車メーカーや代理店の名前、宣伝文や説明文、モデルの年式、仕様や価格といったモデルに関する他のいかなる情報も含めることはできない。

周辺地域

スニペットの内容はすべて、都市内の区域や地域の名前にする必要がある。都市名、国名、建物名は許可されない。

サービス

スニペットの内容はすべて、サービスプロバイダが提供するサービス名にする必要がある。サービスの特徴を含めることはできない。ここで言うサービスとは価格の付けられたサービスのことである。

番組

スニペットの内容はすべて、公演やテレビ番組の名前にする必要がある。番組に関する情報や公演時間の情報、番組の内容や公演会場の説明は許可されない。

スタイル

スニペットの内容はすべて、具体的なカテゴリのバリエーションにする必要がある。たとえば、「ウェア」などカテゴリ自体を含めることはできない。

タイプ

スニペットの内容はすべて、商品カテゴリのバリエーションにする必要がある。つまり、「ベッド」など商品カテゴリ自体を含めることはできない。

まとめ

今回は、構造化スニペット表示オプションの概要と、独自のポリシー規定をまとめた。構造化スニペットなどの広告表示オプションは簡単に導入することができるが、その使用目的や審査のポリシーなどを明確に理解していることが重要である。リンクルでは、このような機能を詳細に熟知した運用担当者が日々運用している。運用代行にご興味のある方は下記よりお問い合わせ下さい。

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