《最新アップデート》を日々フォローしていこう

Google AdwordsとYahoo!スポンサードサーチでは、機能改善のために重要なアップデートが日々行われているのをご存知だろうか。広告を出稿する際には、定期的に行われるアップデートに対して、いかに早く対応できるかが、競合と差別化を図る際には重要な事である。Google Adwordsでは「拡張テキスト広告」が正式にリリースされたばかりだが、Yahoo!スポンサードサーチ、Twitter広告でも最近、利便性の高い機能のアップデートが正式に公開された。今回は、そのYahoo!プロモーション広告での最新リリース内容をまとめてご紹介しよう。

リリースが完了した最新アップデート内容（2016年8月15日現在）

①広告表示オプションの機能追加

広告表示オプションに「テキスト補足オプション」が追加された。今までも「クイックリンクオプション」や「電話番号表示オプション」などがあったが、この「テキスト補足オプション」とは、以前からあったGoogle Adwordsのコールアウト表示オプションのようなもので、通常のテキスト広告である「タイトル15文字、本文19文字（2つ）」とは別で、様々な情報を一緒に広告として配信する事が出来る。全角12文字以内、半角25文字以内の仕様になっている。具体的な設定方法は、管理画面内の「広告表示オプション」をクリックし、「広告表示オプションの種類」の中から「テキスト補足オプション」を選択する。この「テキスト補足オプション」は最低でも2つ以上設定しないといけないため、注意が必要である。次に関連付けたいキャンペーン、または広告グループを選択すれば、設定は完了である。また、期間限定のキャンペーン情報などをこのテキスト補足オプションで表示させたい場合には、このオプションの終了日設定を行う事や、曜日別や時間帯別でも設定する事ができるため、目的に応じて設定をカスタマイズしてみよう。

②対象外キーワードの共有機能、「対象外キーワードリスト」を追加

キャンペーンまたは広告グループごとに設定している対象外キーワードを「対象外キーワードリスト」としてまとめ、複数のキャンペーンで共有できるようになった。この機能により、個別のキャンペーン、広告グループ単位で除外したいキーワードを設定する必要がなくなり、一括で除外キーワードを管理することができるというメリットがある。また従来通り、キャンペーンまたは広告グループに個別の対象外キーワードを設定することも可能であるため、どちらの設定が効果的かによって、使い分けよう。

③レポート機能の拡張

パフォーマンスレポートにおいて、以下の機能拡張が実施された。

１、キーワードレポートにおける追加指標

・インプレッションシェア

・完全一致のインプレッションシェア

・インプレッション損失率

・最大CPM

２、検索クエリーレポートにおける追加指標

・キーワード

３、地域別レポートにおける追加機能

23区分割で表示することができるようになり、また以下の指標が加わった。

・市、区、郡

４、パフォーマンスレポート全般における追加機能

レポートを作成する際に、レポートに含める内容を「全て」または「インプレッションが発生していない情報を除く」のいずれかから選択することが可能になった。ただし、以下のレポートは除くので、注意が必要である。

・検索クエリーレポート

・最終リンク先URLレポート

・地域別レポート

これらの機能拡充により、より細かなセグメントでデータを分析することができるため、ターゲティングを見直す際に活用していこう。

④「広告表示の最適化」の選択項目追加

キャンペーン設定情報の「広告表示の最適化」に以下の選択項目が追加された。

・最適化して配信（コンバージョン率の高い広告を優先的に配信）

「広告表示の最適化」とは、広告のABテストを行う際に、どのような基準でABテストが行われるかを決める設定のことである。今回の項目では、自動的にコンバージョン率が高いと想定される広告が優先的に広告表示されるようになる機能である。コンバージョン率の指標を重視している時に是非設定したい項目である。

⑤自動入札設定の機能追加

自動入札設定「クリック数の最大化」で目標予算を設定できるようになった。この自動入札設定では、目標予算内で、クリック数が最大になるように自動的に入札単価が調整されるという機能である。クリック数を重視している際に有効な機能であるので、目的に応じて使い分けよう。

今後リリース予定のアップデート（2016年8月15日現在）

Twitter広告において、動画広告の提供が開始される。本リリースにより、動画を含むツイートを作成し、Twitterユーザーへ配信することができるようになる。（実施予定日：2016年8月17日）。スマートフォンユーザーが増える中、Twitter広告での動画広告配信は広告主にとって注目のアップデートである。

まとめ

上記のようなアップデートは、広告主側の求める広告出稿の際の利便性を高めるという意味合いのものも多い。しかし、最も重要なのは、一般のユーザーにとって広告がより有用な情報源となることである。ユーザーが求める情報に対して、より最適なもの、より有益なものであるために、GoogleとYahoo!は日々アップデートを繰り返していると考えることもできるだろう。リンクルでは、最新の機能改善に常にアンテナを張っている。最新のリスティング広告運用代行にご興味のある方は下記よりお問い合わせ下さい。

【速報】ついにTwitterで動画広告が！Yahoo!スポンサードサーチ最新アップデート（2016年8月15日現在）