リスティングの効果改善は運用だけではない！GoogleがWebサイトのパフォーマンス判定ツールを無償で公開

リスティングの費用対効果改善のにはサイトのユーザビリティも非常に重要

みなさんはリスティングを運用するにあたって、Google AdWordsにおいてもYahoo!プロモーション広告においても、単に管理画面での調整のみで何とか改善しようと考えているリスティング担当者はいないだろうか。確かにリスティングの費用対効果改善にとって入札価格の調整やクリエイティブの変更、ABテストなども重要な運用の一つではあるが、どんなに良い運用をしようとしても、リスティングを踏んだ先のリンク先URLがユーザーにとってユーザビリティの高いページでなければ何もアクションを起こさず離脱してしまう可能性が高まる。リンクルではそういったお客様に対するLPOやEFOなどのコンサルティングサービスも提供しているが、サイトの重さやモバイルサイトでのユーザビリティの低さなどもご指摘している。特に昨今、スマートフォンなどのモバイル端末に対応したページか否か、使いやすさや重さなどがダイレクトにリスティングの費用対効果へ影響する傾向にある。そんな中、2016年6月2日にGoogleは「test how mobile friendly your site is」と呼ばれるWebサイトのパフォーマンス判定ツールを無償で公開した。こういったツールを活用することで、自社サイトがユーザーにとって使いやすいサイトか否か判断する一つの基準となり得る。今回は「test how mobile friendly your site is」で行うことが出来るサイト分析についてご紹介する。

３つの項目でユーザビリティを判断することが出来る

「test how mobile friendly your site is」では検索エンジンにURLを入力することで、下記のようにユーザビリティを判断することが出来る。

上記はYahoo!JAPANのPCサイトのURLを入力して表示された分析結果である。ここで表示される3つの項目は、左から下記の通りだ。

①モバイルでの使いやすさ

②モバイルでの速度

③デスクトップでの速度

なお、Yahoo!JAPANのようにスマートフォンサイト用のページを別に設けている場合は、デスクトップでのURLをそのまま入力しても自動的にモバイル版でのサイトのパフォーマンスも測定できるようになっている、という優れものである。Googleによると、人は平均して1日に150回以上スマートフォンをチェックし、検索はデスクトップよりモバイルでの方が多いという。ところが、モバイルからアクセスしたユーザーが使いにくいWebサイトから離脱する率はデスクトップからの5倍に上る、というデータが出ているようだ。この数字から鑑みても、デバイスごとのパフォーマンスの測定をすることの重要性がご理解いただけるだろう。そうした離脱を防ぐため、担当者は自社Webサイトのパフォーマンスを確認し、改善していくべきだとGoogleは説明しており、そのためのツールとしてこのWebページを公開したようだ。また、それぞれの項目のページではさらに具体的な問題点がリストアップされる仕様となっており、さらに詳細なレポートが欲しい場合は申しこめば無料のレポートを入手できる。うまく活用すればリスティングでの費用対効果も大幅に改善される可能性もあるだろう。是非チェックして頂きたい。

適確なWebサイト改善でリスティングの費用対効果を最大化

今回は「test how mobile friendly your site is」で行うことが出来るサイト分析についてご紹介した。今回の話はリスティングにとどまらず、SEOやSNSでのリンク先ページの改善として活用することもできるだろう。サイト改善のアドバイスを含めたリスティング運用での費用対効果の最大化に興味のある方は下記よりリンクルまでお問い合わせください。

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