【初心者向け】ショッピング広告を始めるにあたり重要なポイントとは

このコラムをご覧の方の中には、ECサイトでの売り上げ向上のためショッピング広告を始めたが、なかなか成果が出ず、悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないだろうか。そこで今回ショッピング広告について、成果改善に向けたポイントをいくつかご紹介できればと思う。たとえば、ショッピング広告はCPCが比較的安価で運用できるはずなのに、CPCがリスティング広告と変わらず、高い状態が続いていることはないだろうか。その場合、確認していただきたい箇所が、掲載にあたり記載を省略可能な「商品説明欄」である。この欄は、リスティング広告でいうキーワードの役割を担っているため、商品を検索するユーザーを明確にし、しっかり商品の特徴や、検索の多いキーワードを盛り込むことが非常に重要になる。そこでいくつかポイントをご紹介していく

商品説明欄を記載する際のポイント

商品説明の文字数は最大で半角 5,000 文字（全角 2,500 文字）まで使用できる。最大まで使用することもできるが、ショッピング広告と無料リスティングでは商品説明の文字数が限られるため、半角 500～1,000 文字程度を目安に文字数を抑えて、重要なポイントを盛り込むことが重要である。一例として、あるインテリア雑貨を扱うECサイトの事例をご紹介する。はじめは、サイト内にある商品の説明をそのままショッピング広告の商品説明欄に記載をし、ショッピング広告を開始した。配信1週間で平均CPCは150円台と通常のリスティング広告と変わらず、かつCVが付かない状態が続いていた。そこで、リスティング広告の検索キーワードを参考にし、ユーザーに検索してほしいキーワードが含まれているかを改めて確認した。また、検索クエリを見ると商品の色、柄、特徴をはじめ、どういう部屋にピッタリ合うかなどを検索するユーザーが非常に多かった。さらに、色について見ていくと、商品説明欄には、商品の色がブラウンなら「チョコレート」と例えていたり、色を食べ物で例えていたりすることが多く、一般的にユーザーが検索するような色味での記載がなかった。そこで、ブランド独自の色の表し方ではなく一般的に使用されている色の記載にし、どういう部屋にピッタリ合うのかを明確に記載した。このように、ユーザーに見つけてもらえる商品説明に変えたことで、平均CPC150円から半分以下の平均CPC70円台まで下げることができ、CV獲得にもつながった。

まとめ

商品やブランドのイメージやコンセプトはもちろん重要だが、ショッピング広告に関して言えば、一般的に検索されやすい、「黄色　カーテン」や「オシャレな部屋　インテリア」のように、ユーザーが検索するキーワードに合わせて、色や商品名を記載することで検索数が増え、CVにもつながりやすい。また、リスティング広告とは違い、商品の写真が検索後に出るため、広告をクリックする前に競合と比較検討することが多いため、より検索キーワードと表示される商品が、ユーザーの検索意図と合っているかが重要になってくる。見出しでは書ききれない商品の特徴をしっかり商品説明欄に記載することで、より検索ユーザーにマッチした広告を配信することが可能になるのだ。また、ショッピング広告を実施する際には、リスティング広告とあわせて実施することをおすすめする。実際のユーザーの検索行動を紐解きながら、ショッピング広告の商品説明欄に反映することで、より成果改善ができる可能性が高い。リンクルでは、ユーザーが商品の購入に至るまでの行動をしっかり紐解き、必要な情報がキーワードや広告に記載されているのか分析を行い、ショッピング広告を運用している。もし現状の成果に満足いかない、より広告効果を出していきたいとお考えの方はぜひ下記よりお問い合わせいただきたい。

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