失敗しないLPの考え方
WEB広告配信で流入数が伸びても、LPからのコンバージョン数が伸び悩んでいるクライアントの皆様も多いのではないだろうか。そこで今回は、LPの基本である「伝え方」「作り方」「調べ方」の3つの基本的な考え方について、徹底したターゲット視点で獲得効率を高めるコツを紹介させていただきたい。
【伝え方】基本は1メッセージ
・広告やプレゼンと同じく、1LPに対して1メッセージ
一番わかりやすい失敗例が、伝えたい情報を盛り込みすぎて「結局は何を訴求したいのか」がブレることだ。たとえば広告を作るときは、1広告に対して1メッセージが基本である。その方がターゲットに刺さる広告がつくりやすくなるので、ひと言でLPを通じて何を伝えたいか整理しておくと良いだろう。
・商材が違うなら、別のLPを用意する
先述した「1LP=1メッセージ」だが、別の商材がある場合は、リスティング広告であれば新たにキャンペーンや広告グループを作成して、その商材に合った広告文やターゲティングを設定した方が良い。あれもこれもとまとめてLPを作ると、キーワードの品質スコアに影響が出てくるので、クリック単価も変わってくる。しかも、ターゲットもブレてしまう。繰り返しになるが「1LP=1メッセージ」がおすすめだ。
【作り方】KPIに基づいたターゲット視点
・KPIを設定し、ターゲットの最短距離を考える
目標(=KPI)が「購入」であれば、商材にもよるがきちんとその導線をなるべく最短距離で用意することが大事だ。とくに、コンバージョンポイントは適切に配置したい。ターゲットに合わせて、LPのページ上部や下部だけでなく、中間ページに適度なコンバージョンボタンを設置するのが良いだろう。典型的なNG例として、せっかくターゲットがLPに来てくれたのに、SNSページへのリンクを貼っているケースがみられるが、離脱につながる可能性が高いので、よほどの理由がない限り設置しない方が賢明だ。チャットボットも主流になってきているが、ターゲットがストレスを感じて離脱しないように、商材によって導入を適切に判断したい。
・ファーストビューがもっとも大事
たいていの場合、LPの離脱がとくに多いのはファーストビューである。理想は、KPIが「購入」なら、ファーストビューで「買いたい!」と思わせることだ。No.1訴求や高いリピート率など、とにかくユーザー視点に立ってわかりやすく伝える。基本は品質、価格、便利さなどの訴求軸が一般的だ。また、意外に思われるかもしれないが、ファーストビューでコンバージョンポイントがそもそもないLPや、仮にあってもユーザーがすぐにわからないボタン(実際には購入や予約なのに、「問い合わせ」や「詳細はこちら」という文言になっているなど)もある。コンバージョン率の観点から非常に重要なため、成果が悪い際は自社のLPを見直していただきたい。
【調べ方】ヒートマップの活用
・成果悪いときにはヒートマップを使ってみよう
LPの成果が悪い際に、ヒートマップを使われているクライアントもいらっしゃるのではないだろうか。取れるデータはさまざまだが、基本的指標としては、「どこがクリックされているか」「どこか読まれているか」「どこで離脱しているか」などが一般的である。一例をあげると、ファーストビューをいかに突破してもらえるかが重要なので、突破率が落ちていればファーストビューを見直す。あるいは、興味を持たれている場所が仮に料金表だとして、それが自社では気づかなかった他社との差別化のポイントになるというケースもある。また、コンバージョンボタンは熟読されている場所の近くに配置することが推奨だ。
【まとめ】
今回は、LPの基本である「伝え方」「作り方」「調べ方」の3つの基本的な考え方を、ターゲット視点から見て重要なことを伝えさせていただいた。ターゲットがいかにコンバージョンするかはLPの考え方、つまりその企業の戦略そのものなので、成果に伸び悩んでいる方は、ターゲット視点に立って、今一度、LPを見直していただきたい。また、弊社は広告ロジックに優れたクリエイターが在籍する専門の制作部隊(関連企業)も有している。現状の効果やクリエイティブに満足できていない方は、ぜひ下記よりお問い合わせいただきたい。
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