【初心者必見】【BtoC商材向け】GDNのカスタムオーディエンスで競合他社に負けないアプローチ
このコラムをご覧いただいている方々の中には、既にWEB広告を運用している方や、これからWEB広告を始める方もいらっしゃることだろう。今回は、BtoC商材を扱う業界の方向けに、ぜひ知っていただきたい機能と活用事例についてお伝えしたい。
BtoC商材の集客方法にはさまざまなものがあるが、ネット媒体や情報誌を利用している企業も多いのではないだろうか。近年では、媒体に依存せずに、自社サイトとWEB広告での集客を推し進める企業は増加しているが、いざWEB広告を始めると、媒体や大手企業の入札が強くて上位掲載ができない、検索キーワードが多岐に渡るためキーワードの除外や精査に多くの時間を費やしてしまうなどのご苦労があることだろう。ブランド力、ネームバリューを持つ媒体や大手企業と上位表示を競い合うのは難しいのが実情ではないだろうか。今回ご紹介するGoogle広告のカスタムオーディエンスの機能は、低予算でも確度の高いターゲティングを行い、狙ったカスタマーに対して効率的に配信を行うことが可能になる。中小企業や個人店の方々にもぜひお役立ていただきたい。
カスタムオーディエンスの機能と活用例
Googleディスプレイ広告は、ユーザーがウェブサイトやYouTube 動画、アプリなどを使用しているときを狙って広告を表示するものであり、テキストのみの広告、画像付きのイメージ広告、動画広告を表示できる。リスティング広告と比較してクリック単価が低いことも特徴のひとつである。カスタムオーディエンスを使用することで「商材と関連性の高いキーワード、URL、アプリ」を指定し、ディスプレイ広告、ファインド広告、Gmail、動画のキャンペーンで配信することが可能である。自社が獲得したいカスタマーの趣向性に合わせて、予め想定される競合先や、関連サイトを訪れたユーザーに絞って配信を行うことで、一般的なディスプレイ広告と比較して、高いクリック率で効率的にコンバージョン獲得に繋げることが期待できる。この機能は使い方によって、さまざまなBtoC商材において効果が見込めるため、例を挙げていこう。
[事例①]
京都のホテルを経営しているとある企業。立地も良く、価格はやや低めなものの、競合ホテルが非常に多い激戦エリアにあり、予約獲得に苦戦している。低コストで京都旅行を検討しているユーザーに広く認知させたいと想定しよう。この場合、ターゲティングとしては以下が考えられる。
指定キーワード:「京都 観光」「京都 ホテル」「京都 旅行」
指定URL:近隣の競合ホテルのホームページ、媒体や旅行サイトの「京都 ホテル」一覧ページ
これらのターゲティングを設定する事で、京都を訪れようとしているユーザー、あるいは競合ホテルを閲覧しているユーザーに対してタイムリーな配信をすることが可能である。
[事例②]
千葉県の地元にあるハウスメーカーが、地元の情報誌やチラシのポスティング、口コミなどから集客をしていたが、人手不足で集客する時間がない。大手ハウスメーカーより集客力は劣るが、価格に自信があるので比較検討する際の選択肢のひとつにしてもらいたい。その場合、ターゲティングとしては以下が考えられる。
指定キーワード:「大手ハウスメーカー名×千葉」「注文住宅×千葉」
指定URL:競合の大手ハウスメーカー、媒体や住宅系ポータルサイトの「千葉×注文住宅」の一覧ページ、「千葉×新築マンション」の一覧ページ
この事例の場合、住宅を購入するという人生で最も高額な買い物をする前に、ユーザーは必ず事前に下調べをし、比較検討をしてアクションをすると考えられる。そのため、URLでは同時検討されやすい分譲マンションのURLも指定するとよいだろう。上記の指定をすることで、大手ハウスメーカーと比較検討される可能性が高まる。
これらの事例のように、ターゲットを絞った配信を行うことで、一般的なディスプレイ広告と比較して高いクリック率で効率的にコンバージョン獲得につながることが期待できる。
注意点と相性の良い商材
この機能は使い方ひとつで幅広い商材の集客に応用することができる。注意点としては、プレースメント配信のように指定したURLやアプリに広告が表示されるわけではない。あくまで同様のウェブサイトやアプリを閲覧しているユーザーをターゲティングとして使用するための機能であるのでご注意いただきたい。では特に効果の出やすい商材は何なのか。それは「比較検討されやすい商材」である。上記で事例として挙げた観光や住宅、他にもブライダル業界などとの相性は特に良い。広告主側の狙いとしては、旅行する、家を買う、結婚するなど限られたターゲット層に対し、確実に、また効率的に情報を届けたい。興味のないユーザーをなるべく除外してコストを削減したい。ユーザーとしては絶対に失敗したくない買い物であり慎重に選びたい。自分に最善なものはどれか入念に情報を収集して決定したいという心理がある。このような、広告主とユーザーそれぞれの思いに上手くマッチしたターゲティング方法がカスタムオーディエンス機能だと言える。
まとめ
今回はGoogleディスプレイ広告の、カスタムオーディエンスというターゲティング機能についてBtoC商材向けの事例を交えてご紹介した。リンクルではリスティング広告の正規代理店として、商材ごとの専門チームを編成し、相性の良い媒体や機能を知るプロの運用担当がサポートしている。ご興味・ご相談のある方はぜひとも下記からお問い合わせいただきたい。
参考資料:Google広告ヘルプ カスタムオーディエンスについて
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