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【LINE広告】2020年4月のアップデート9項目から3つをご紹介

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概要と目的

このコラムをご覧の皆様の中には、SNS広告の活用をご検討中の方もいるのではないだろうか。Facebook広告やInstagram広告、Twitter広告等さまざまな媒体があるが、4大SNS広告の中でも国内MAU(Monthly Active Users)8,400万人と最大の生活インフラとして定着しているLINE広告のアップデート情報とその活用方法を今回はご紹介する。ぜひ参考にしていただければ幸いである。

今までのLINE広告

2016年より「LINE」のタイムラインや「LINE NEWS」へ広告配信を行える「LINE Ads Platform」のサービスが開始された。しかしこの時点では、「LINE Ads Platform」で広告配信を行うためには、代理店を介して広告配信のためのアカウント開設や複雑な各種手続きを行う必要があり、広告運用に慣れていない中小企業や店舗での利用におけるハードルが高かった。そこで、2019年11月より中小企業・店舗において企業様自身で広告配信を行えるセルフサーブ機能がついに提供開始された。ところが、この時点ではFacebook広告を始めとする他のSNS広告郡の中ではターゲティング面でやや見劣りする部分があったのである。そんなLINE広告であるが、セルフサーブ機能の提供開始からアップデートを重ね、2020年4月のアップデートを経て、今では他のSNS広告と遜色なく成長しているのである。

2020年4月のアップデート情報

今回のアップデートではこちらの9項目についてアップデートがなされている。

・地域ターゲティング

・9:16動画アップロード対応(iOS)

・動画視聴オーディエンス

・ユーザー権限一覧のダウンロード機能追加

・テキストペナルティの管理画面

・カスタムコンバージョンのカスタマイズカラム対応

・バルクアップロードのサイズ制限緩和

・チャットタグオーディエンスの管理画面共有

・R&Fシミュレーターのターゲティング項目反映

この中で注目したいのは「地域ターゲティング」「9:16動画アップロード対応」「動画視聴オーディエンス」の3つである。以下、1つずつご紹介する。

1. 地域ターゲティング

以前掲載したコラム内でも述べているが、地域セグメントに関しては、47都道府県別まで設定可能であったが、市区町村などの指定まではできなかった。しかしその後の度重なるアップデートにより、市区町村などのピンポイントな設定が可能となり、ついに今回のアップデートにより、ロケーションに応じた地域ターゲティングが可能になったのである。

ロケーションの指定方法については下記の3つの項目で指定できるようになったのだ。

  • 配信対象

こちらは3つのユーザー行動のパターンと、その組み合わせの合計5パターンから構成されている。

・この地域に住んでいる人

・この地域で働いている人

・この地域に最近いた人

・この地域に住んでいる人+この地域で働いている人

・この地域に住んでいる人+この地域で働いている人+この地域に最近いた人

  • 半径指定配信

こちらは下記の図を見ていただければお分かりのように、指定した地図の位置から半径3~50kmで指定ができる。

haishintaisyo

※画像はLINE広告 管理画面より引用 

半径指定配信では、下記の点に気をつけなければならない。

・半径指定は最大5地点

・配信と除外で円を重ねた場合は除外が優先

・バルクアップロードにも対応しているが、半径指定の場合は緯度経度のみの指定が可能

・レポートは配信したユーザーの居住地のみ対応(※勤務地は今後追加予定)

・GPSなどを用いたものではなく「みなし属性」

  • 除外配信

今までは配信対象しか選択できなかったのであるが、今回のアップデートにより配信対象の範囲内で一部を除外できるようになった。

2. 9:16サイズ動画アップロード対応(iOS)

2020年3月時点で9:16サイズの動画のアップロード(広告配信)が可能とはなっていたが、その際はAndroidのみに限られていた。今回のアップデートでiOSにも対応することになったのだ。iOSにも対応したことで、表示仕様が統一されることとなったが、広告の表示のされ方については、ユーザビリティが考慮され、Androidの表示方法を踏襲することとなった。

<表示仕様>

・9:16縦型動画のタイムライン表示時は2:3比率で表示

・全画面再生を行った際は9:16比率で表示

また、今回の表示仕様が統一されることにより、iOSの表示条件がLINE iOS Ver.10.8.0リリース以降となる。アップロード・設定は可能だが、ユーザーのiOSのバージョンがアップデートされていないと配信がされない点も注意が必要だ。

3. 動画視聴オーディエンス

さらに、今回のアップデートでは、オーディエンス対象に「動画視聴オーディエンス」を作成できる機能が実装された。このオーディエンスというのは既定のデモグラフィックデータだけでなく、サイトの訪問履歴やモバイルアプリの利用状況、LINE公式アカウントの友だち情報等に応じたターゲティング用のオーディエンスを作成することが可能となる。

具体的に作成可能なオーディエンスはこちらのとおり。

・動画を3秒以上再生した人

・動画を25%再生した人

・動画を50%再生した人

・動画を75%再生した人

・動画を95%再生した人

・動画を最後まで再生した人

実際の設定では、以下のオーディエンス作成画面より対象の動画素材を選択し、有効期間と、作成したオーディエンスを選択する。

ここでの注意点はこの2つである。

・動画はメディアID単位で1つ(広告単位ではない)

・有効期間は最大30日

dougasicho

※画像はLINE広告 管理画面より引用

まとめ

今回はLINE広告の機能アップデートの注目すべき3項目についてご紹介した。圧倒的なリーチ力を武器に精度の高いターゲティングで効率的なアプローチも可能となったLINE広告。かつて一度配信はしてみたが、あまり効果が出なかったといった方もぜひこの機会に再チャレンジしていただきたい。リンクルではさまざまな商材やサービスでWEB広告の運用実績があり、LINE広告もそのうちの1つである。WEB広告にご興味がある方、効果改善を望みたいとお悩みの方はぜひ下記よりお気軽にお問い合わせいただきたい。

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