リスティングコラム
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このコラムをご覧の皆様はディスプレイ広告を活用されているであろうか。検索広告と比較すると多くのユーザーにアプローチできることがメリットである一方、新規ユーザーに対するアプローチ施策を行うとなかなか目標とするコンバージョン単価での獲得ができず、積極的に実施できていない広告主の方も多いのではないかと思う。そこで今回は、コンバージョン課金、つまりコンバージョンが生じたタイミングで初めて課金が発生するディスプレイ広告である、スマートディスプレイキャンペーンについてご紹介したい
スマートディスプレイキャンペーンとはGoogle広告で使用できるディスプレイネットワークの機能の一つで、自動入札機能やリマーケティングなどのあらゆるターゲティングを駆使し、設定したコンバージョン単価で出来るだけ多くのコンバージョンを獲得できるよう広告配信を調整するシステムである。スマートディスプレイキャンペーンでは、下記3つの最適化技術が使用され、キャンペーンの精度を高めてくれる。
自動入札:指定した目標コンバージョン単価に基づき、できるだけ多くのコンバージョンが得られるように、広告オークションごとに入札単価が自動的に調整される。
自動ターゲット設定:キャンペーンの実行中にターゲット設定が最適化され、最も高い成果が得られる場所に広告が表示される。
広告の自動作成:広告見出し、説明、ロゴ、画像など、広告主様が指定したアセットを組み合わせて広告が自動的に作成され、さらにこれらの広告は、ディスプレイ ネットワークのほぼすべての広告枠に合わせてサイズやレイアウトが自動的に調整される。(Google広告ヘルプより)
スマートディスプレイキャンペーンを導入する際、いくつか確認しておきたい項目があるため、下記でご紹介したい。
スマートディスプレイキャンペーンを設定するには、過去30日間にアカウント単位でディスプレイネットワークで50件以上、あるいは検索ネットワークで100件以上のコンバージョンを獲得している必要があり、この要件を満たしていない場合は設定することが出来ない。コンバージョン数が不足する場合は、例えば通販サイト等であれば「ショッピングカートへの到達数」等、普段のコンバージョン地点より一歩手前の地点を「マイクロコンバージョン」として設定することで上手く配信できる場合が多い。
スマートディスプレイキャンペーンを導入したは良いが、思ったようにコンバージョンが獲得できない、ほとんどインプレッションが発生しない、といった場合がある。このような場合の原因として多いのが、複数のディスプレイキャンペーンとの併用である。スマートディスプレイキャンペーンは過去のコンバージョンデータを細かく分析することで見込みユーザーを発見し、広告配信を行うシステムである。そのため、リマーケティングキャンペーンやそのほかのディスプレイネットワークのキャンペーンと併用するとコンバージョンデータが分散してしまい、適切な分析が出来なくなってしまうのである。
今回は、Google広告のスマートディスプレイキャンペーンについてご紹介した。ディスプレイ広告を導入することが初めてで不安のある方や、リマーケティング以外の配信手法によりコンバージョン数を伸ばしたい広告主の方には是非おすすめの配信手法である。ディスプレイ広告経由でのコンバージョン数アップにご興味のある方は是非下記よりお問合せいただきたい。
K.S
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