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このコラムをご覧になっている広告主の皆様はGoogle広告のスマート自動入札を活用されているであろうか。リスティング広告における自動入札の精度は日進月歩で進化しており、Googleも近年、導入を積極的に推奨している。人の手による個別の入札調整では取得しきれない、ユーザーの興味関心や過去にアクセスしたサイトといったあらゆる情報をシグナルとして取り込み、機械学習によりリアルタイムに最適化された広告配信が可能である。今回はスマート自動入札の中でも、幅広い広告主の皆様にお勧めできる「目標コンバージョン単価」について、成果を向上させる上で必要なポイントについてご紹介したい。
まず注目いただきたいのはキャンペーンの予算に不足が無いか、である。登録したキーワードに対してキャンペーンの設定予算が少ないと、予算の不足によるインプレッションシェアの損失が発生してしまう。ユーザーによる検索は行われているのに予算が不足しているために広告が表示されない、といった状態であるが、この状態ではコンバージョンデータの取得も十分に行うことができないためスマート自動入札における機械学習を進めるための妨げとなってしまう。このため、特に目標コンバージョン単価制を導入した当初は十分な予算を確保して実施するのが良いであろう。
Google広告ではラストクリックがデフォルトのアトリビューションモデルとなっている。しかし、目標コンバージョン単価制ではコンバージョンに至るまでのあらゆるクリックの情報を取得し、機械学習に活用するためアトリビューションモデルもこれに合わせて変更することが推奨されている。理想はデータドリブンアトリビューションを設定することであるが、設定する際の要件として過去30日以内に600件以上のコンバージョン、かつ15,000回以上のクリックが必要である。これらの要件を満たすことが難しい、といった場合は減衰モデルや接点モデルを活用すると良いであろう。ラストクリックモデルでは取得しきれない情報を活用することで、より機械学習による最適化が進みやすくなることが期待できる。
目標コンバージョン単価制による運用が軌道に乗り、完全一致や絞り込み部分一致、フレーズ一致を中心に運用している場合は、ぜひ部分一致のキーワードを活用しよう。キーワードの拡張範囲が広がり、これまでアプローチ出来ていなかった検索語句での広告表示が可能となる。部分一致のキーワードを多く追加した場合は、再度学習期間(データ取得期間)に入るため、コンバージョン単価が目標値と多少ずれてしまう可能性もあるが、むやみに目標値を変更してしまうと安定化するまでの期間が長くなるため注意が必要である。また、ニーズとは離れた検索語句で広告が表示される可能性もあるが、この点に関してはこまめに除外作業を行うことで対応していくと良いであろう。
今回はGoogle広告のスマート自動入札の一種である目標コンバージョン単価制の成果を更に高める上で取り組みたい施策をご紹介した。もし目標コンバージョン単価を導入されている方で、実施されていない施策のある方は是非取り入れてみて頂きたい。リンクルでは目標コンバージョン単価の他にもクライアント様の商材に合わせて、最適な入札戦略の立案を日々行っている。プロフェッショナルによる広告運用にご興味のある方は是非下記よりお問い合わせいただきたい。
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