リスティングコラム
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このコラムをご覧になられている皆様の中にも、GDNやYDNを始めとするディスプレイ広告を活用したリターゲティング配信を実施されているかたは多いのではないか。過去に自社サイトに訪れたユーザーに対して広告を配信することが出来るため、ユーザーが自社の商材やサービスに興味を持っている可能性が高く、顕在層の刈り取り施策としては非常に有効な手法である。リターゲティング配信による刈り取りができるようになると、次に考えていかなければならないのは新規ユーザーへのアプローチをどのように行っていくか、であろう。リターゲティング配信は、前述の通り過去に自社サイトへ訪問履歴のあるユーザーに対して行う施策であるため、配信を行うことのできるユーザー数には限りがある。そこで今回はリターゲティングのユーザーリストをを基にして新規ユーザーにアプローチできる「類似ユーザーターゲティング」についてその概要と活用方法をご紹介したい。
類似ユーザーターゲティングを使用すると、自社のサイトに過去訪問したことのあるユーザーと共通の特性を持っていたり、関心のある対象が似ているユーザーに対して広告配信を行い、サイトに呼び込むことが可能となる。シミラーユーザーのリストからはすでにリマーケティングリストに入っているユーザーは自動的に除外されるため完全に新規ユーザーにアプローチすることが可能である。クリック単価も通常のリターゲティング広告と比較すると大幅に安く抑えられる場合が多いため、多くのサイト流入を安価に獲得することに適している。(Google広告ヘルプより)
類似ユーザーの最も一般的な活用方法として挙げられるのがサイト訪問ユーザーの類似ユーザーへのターゲティングである。リターゲティングリストに登録された全体的なユーザーがそのリストに追加される前に閲覧していた具体的なトピックやコンセプトをもとに、新しい見込み顧客を特定することができる。また、YDNの類似ユーザーでは、ユーザーリストの拡張度合いを10段階で設定できるため、広告の配信実績を確認しながら、徐々にユーザーリストを拡張していく手法もおすすめである。
シミラーユーザーターゲティングでは過去にコンバージョンに至ったユーザーの類似ユーザーに対して広告を配信することも可能である。訪問ユーザーの類似ユーザーと比較するとリストの数自体は少なくなるが、その分コンバージョンに至る確率の高いユーザーに対して広告配信を行うことができるため、新規ユーザーの流入を増加させつつコンバージョンも狙いたい場合に有効である。
類似ユーザーのリストはRLSA(検索広告向けリマーケティング)の入札比率調整にも活用することができる。通常のRLSAと同様にユーザーリストタブからターゲットユーザーとして追加を行い、成果を見ながら配信の強弱をつけて広告配信を行うことが可能となる。
今回はリターゲティングリストを基にユーザーリストを拡張する類似ユーザーターゲティングについて、その概要と基本的な活用方法についてご紹介した。リターゲティングによる広告配信が好調で、新たに新規ユーザーの流入を獲得していきたい広告主の皆様におすすめのターゲティング手法である。リンクルでは、類似ユーザーターゲティングの他にも広告主様のご要望や状況に合わせて適切なターゲティング手法を随時ご提案している。プロフェッショナルによる広告運用にご興味のある方はぜひ下記よりお問い合わせいただきたい。
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