Google広告のスマートショッピングキャンペーンを活用してECサイトの広告効果を最大化させよう

機械学習の活用でショッピングキャンペーンを最適化

このコラムをご覧になっている皆様はGoogle広告の「ショッピングキャンペーン」を活用されたことはあるだろうか。通販事業者向けに特化した広告メニューで、高い費用対効果が期待できるため人気の広告配信メニューである。また、Web広告の技術進化に伴い、機械学習を活用したターゲティングや入札調整の普及が進んでいる。また、機械学習の精度も年々高まっており、あらゆる業種で活用が進んでいる。そこで今回は、ECサイトを運営されているお客様必見のスマートショッピングキャンペーンについてご紹介したい。

スマートショッピングキャンペーンとは？

スマートショッピングキャンペーンでは、Googleの機械学習を使って既存のデータフィードとアセットを組み合わせ、GoogleディスプレイネットワークやYouTube、Gmail等も含めてGoogleの広告ネットワーク全体に最も関連性の高い広告を表示させることが出来る。つまり、リマーケティングを使用した小売向けのショッピングキャンペーンやディスプレイキャンペーンなど、商品データフィードを使用するすべてのキャンペーンに統合して管理するため、キャンペーンの管理を簡易化することができるのである。通常のショッピングキャンペーンと動的リマーケティングを組み合わせたキャンペーンをイメージすると分かりやすいかと思う。このスマートショッピングキャンペーンでは、Google広告の機械学習技術により、複数のチャネルでのターゲティングが最適化される。また、指定した予算の範囲内でコンバージョン値が自動的に最大化される。

導入に当たっての要件

では、スマートショッピングキャンペーンの導入に当たってはどの様な準備を行っておけば良いのであろうか。下記では必要な3項目についてご紹介する。

①コンバージョントラッキングの設定

まずは注文や購入ごとに値を割り当てるように事前にコンバージョントラッキングを設定しておく必要がある。コンバージョントラッキングを設定すると、広告がどのタイミングでウェブサイトでの売上につながったかを測定することが可能である。

②グローバルサイトタグの設定

ウェブサイトにグローバルサイトタグを追加して、100 人以上のアクティブユーザーを含むリマーケティングリストをアカウントに関連付ける必要もある。これにより、広告を動的リマーケティングで使用して、過去にウェブサイトを訪れたことがあるユーザーに適した広告を個別に表示できるようなる。Googleアナリティクスを使用している場合は、グローバルサイトタグを使う代わりに、Googleアナリティクスアカウントにリンクしてタグを設定することも可能である。

③ショッピング広告のポリシーへの準拠

さらに、ショッピングキャンペーンの要件を満たし、ショッピング広告のポリシーに準拠している必要もある。デリケートなインタレストカテゴリに該当する情報を使用して、ユーザーとの関連性が高い広告を配信することや商品やサービスを宣伝することはできないため注意が必要である。

まとめ

今回はECサイトを運営される広告主の皆様に非常におすすめなスマートショッピングキャンペーンについてご紹介した。Googleの広告ネットワークのあらゆる掲載面を駆使し、これまで通常のショッピングキャンペーンや動的リマーケティングを使用して実施していたプロモーションを効果的に運用することが出来るため、ぜひ導入をご検討いただきたい。リンクルでは今回ご紹介したスマートショッピングキャンペーンだけでなく、広告主の皆様個々の商材や状況に合わせたキャンペーン構成をご提案している。プロフェッショナルによる広告運用にご興味のある方はぜひ下記よりお問い合わせいただきたい。

K.S