手動・自動プレースメントとトピックターゲットを組み合わせた効果的な運用！【Google Adwords】

Googleディスプレイネットワークの多彩なターゲティング

Googleディスプレイネットワークには、様々なターゲティングがあるのをご存じだろうか。広告を掲載するサイトや、配信するユーザーをターゲティングして、適切なサイトや人へ広告を配信することが可能となっている。多数あるターゲティングの中には、Googleがあらかじめ用意しているカテゴリーを指定して広告を出稿する「トピックターゲット」という手法があり、キーワードでテーマを指定する自動プレースメントよりもわかりやすくターゲットを絞りやすいターゲティング手法などもある。今回は、この「トピックターゲット」と手動・自動プレースメントを組み合わせた配信手法についてご紹介する。

プレースメント・トピックターゲットとは

手動プレースメントとは

手動プレースメントターゲットとは、広告を表示したいサイトやページを自分で任意に指定することができる手法である。プレースメントごとのパフォーマンスレポートを見て成果の上がっているプレースメントを設定すると、プレースメントごとに別々に管理することができ、個別に入札単価を調整することで広告の露出を増加させることが可能となる。さらに、プレースメントごとに広告を最適化するとした場合、実際に配信するサイトを見るとそのサイトの特徴が把握できるため、サイトに訪れるユーザーに合わせて広告をカスタマイズすることも可能となる。このような細かいニュアンスを一つ調整することでパフォーマンス上昇にも繋がる可能性もあるため、実際に設定する場合は検討してみるとよいだろう。

自動プレースメントとは

選択したウェブページ、動画、アプリに広告が表示される手動プレースメントと異なり、自動プレースメントは、その他の選択したターゲティング方法（キーワードやトピックなど）に基づいて広告が掲載される。

トピックターゲットとは

先ほども説明したとおり、Googleがあらかじめ設定している1,700以上あるカテゴリーの中から、配信したいテーマを指定して配信先を絞ることができるターゲティング手法である。自分でキーワードを指定する自動プレースメントよりも幅広いリーチとなる一方で、無駄なインプレッションが発生してしまう可能性もある。幅広いリーチはトピックターゲットの魅力の一つであるが、可能であればより配信先を絞るためにプレースメント等の他のターゲティングと併用するとよいだろう。

ターゲット方式の組み合わせで、ターゲティングの精度を上げる

自動・手動プレースメントとトピックターゲットは組み合わせて運用することが可能である。例えば、配信したいサイトが多様なテーマを取り扱っている場合を想定する。配信したいテーマがその一部のテーマにのみ関連性が高い場合は、「掲載先の絞り込み」を手動プレースメントでサイトを指定して、自動プレースメントでキーワードを指定すればサイト内で、かつ設定したキーワードに関連性のあるページに広告を配信できる。

また、トピックとしてはマッチしているが、さらに具体的なテーマに絞りたい場合を考える。この場合はトピックターゲットでカテゴリーを絞った上で、自動プレースメントを用いてキーワードを指定することにより、選択したトピックの中でもキーワードに関連性のあるページに広告を表示することができる。このように、組み合わせをするか否か、またどんな組み合わせを使うべきかは取り扱う商材やサービスによって大きく異なってくるため、いきなり運用するのではなく、事前に様々な仮説を立てて試してみると良いだろう。

広告効果の最大化を計る

今回は、Googleディスプレイネットワークの数あるターゲティングの中でも、トピックターゲットとプレースメントターゲティングを組み合わせた手法についてご紹介した。ターゲティングを単体で活用してももちろん良いが、組み合わせて活用することでより精度の高いターゲティングをすることにもつながるため、目的に合わせてよく理解しておくと良いだろう。リンクルではお客様の目的に寄り添い効果の最大化を目指した運用を日々行っている。様々なターゲティング手法を熟知した者が担当する運用にご興味のある方は下記よりお問い合わせください。