部分一致キーワードを制するものはリスティング広告を制する！ー諸刃の剣である部分一致キーワードを使う際のコツや注意点をご紹介

部分一致キーワードを適切に使えるかどうかでリスティング広告の成果は大きく変化する。長年の運用経験に基づいた運用のコツや注意点を伝授

皆さんはリスティング広告を配信する際に、どのような部分に着目して運用を行っているだろうか。アカウント全体の広告費用やコンバージョン数はもちろん重要な指標であるものの、それだけを見ていては成果改善にはつながらない。リスティング広告の成果を決める重要な要素は「配信媒体（Google、Yahooなど）」、「配信手法（検索広告、ディスプレイ広告など）」「配信設定（地域、時間帯、デバイスなど）」、「広告」、「キーワード」の大きく５つに分けられ、これらを理解することがリスティング広告で成果を出すためには不可欠である。本コラムではこれらの中でも、「キーワード」に着目し、特に部分一致キーワードの正しい使い方についてご紹介する。部分一致キーワードはほとんどの商材・サービスにおいて有用であり、特に、BtoCのECサイトにおいては部分一致キーワードを上手く使いこなせるかどうかで成果が決まるといって過言ではない。ぜひ参考にして頂きたい。

部分一致キーワードを正しく使うための配信の仕方や配信結果の見方といった運用のコツや注意点をご紹介

それでは、部分一致キーワードを使いこなすための運用のコツや注意点についてご紹介していく。本コラムではキーワード別の広告配信レポートから部分一致キーワードの配信を最適化する手法についてご紹介する。

成果の良い部分一致キーワードを見つける

まずは、キーワード別の成果を見て良い部分一致キーワードを見つけることが重要である。成果の良し悪しは、費用、コンバージョン、コンバージョン獲得単価を見て判断すると良い。ここで注意していただきたいのは、使っている費用が少ない場合は良いかどうかの判断がつかないことである。例えば、その商材の平均的なコンバージョン獲得単価が3,000円である場合、最低でも3,000円の広告費用を使わずに判断はできないということである。また、平均掲載順位も重要な指標である。なぜなら、コンバージョンに至っているキーワードの平均掲載順位が高くない場合、入札単価を上げることでさらなるコンバージョン獲得を見込める可能性があるためである。

成果の良い部分一致キーワードを基にキーワードを追加する

次に、コンバージョンを獲得できたキーワードのマッチタイプを確認してみよう。マッチタイプが部分一致であるキーワードがコンバージョン獲得の多くを占めている場合は、部分一致によって幅広いユーザーを獲得できていると考えられる。ここで重要なのは、その部分一致キーワードの検索語句を確認することである。検索語句を確認することによって実際にユーザーが検索したワードを知ることができ、今まで見落としていた重要なワードの気づきを得ることもできる。良いワードを見つけた場合はマッチタイプを完全一致、絞り込み部分一致でキーワードを追加登録することが重要である。なぜなら部分一致では過去にコンバージョンが獲得できた検索語句のみの入札単価を上げることができず、部分一致の入札単価を上げると他の余計なキーワードを拾ってしまう恐れがある。

まとめ

今回は、部分一致キーワードを適切に用いるために必要な運用のコツや注意点についてご紹介した。部分一致キーワードは幅広い検索語句に反応するために、幅広いユーザーにアプローチすることができる反面、正しく用いなければリスティング広告の強みであるユーザーの絞り込みが失われてしまうというリスクも有している。リンクルでは部分一致キーワードを巧みに用いることで、幅広い業界・業種で広告の成果を改善してきた例が数多く存在する。なかなか広告の成果が改善されない、現状の成果に満足が行かずにさらなる効果改善を望みたいとお悩みの方は是非下記よりお気軽にお問い合わせいただきたい。

K.T.