コンバージョン数の最大化とは？Google広告のスマート自動入札におけるコンバージョン数の最大化をご紹介

Google広告のスマート自動入札について

皆さんは、Google広告のスマート自動入札という機能をご存知であろうか。スマート自動入札とは、機械学習を使用して個々のオークションのコンバージョン数やコンバージョン値の最適化を行うものであって、その種類として、目標コンバージョン単価、目標広告費用対効果、コンバージョン数の最大化、拡張クリック単価というものが存在する。スマート自動入札は、細かなシグナルを用いてオークションごとに入札価格が最適化されるため、ユーザーでは入札調整を行いきれないようなことも行うことができるのである。こうしたスマート自動入札であるが、上記でも述べたようにいくつか種類が存在しており、どの手法を用いてよいかわからないといったユーザーも多いであろう。一般的には、目標コンバージョン単価というものを定めていることが多く、目標コンバージョン単価の自動入札機能を使用することも多いのであるが、コンバージョン数の最大化というものも時に非常に強力な効果を発揮することがある。今回のこのコラムでは、コンバージョン数の最大化というスマート自動入札戦略に絞ってその活用方法及び特徴についてご紹介しよう。ぜひ参考にして今後の広告運用にお役立ていただきたい。

コンバージョン数の最大化について

コンバージョン数の最大化とは、「予算全体を使おうとしながらキャンペーンのコンバージョン数を最大化するように自動的に入札単価が設定される」ものである。この説明から想定される注意すべき点は、予算全体を使おうとするということである。つまり、キャンペーンの日予算設定が重要であって、もし現在予算を想定よりも大きく設定し手動最適化を行われている方は、入札戦略変更時に注意していただきたい。このコンバージョン数の最大化であるが、目標コンバージョン単価の入札戦略との違いは、その名のとおり目標コンバージョン単価を設定しなくてよいため、現在の予算で達成することができるコンバージョン単価の目標値がわからない等といった場合に有用であろう。また、目標コンバージョン単価等の機械学習戦略では、キャンペーン予算設定が低い場合には、機械学習が十分に働かず安定するまでに非常に時間がかかってしまうが、コンバージョン数の最大化では予算を気にする必要が無いために、少額の予算から広告を行ってみたいという方はコンバージョン数の最大化をご選択いただきたい。一方で、予算が潤沢にあるという場合には、コンバージョン数の最大化では予算を消化しに行ってしまうため、目標コンバージョン単価というものをしっかりと定め、目標コンバージョン単価のスマート自動入札を行って、そのキャンペーンにおける適正な予算というものを見極め、予算が余るようならば、例えば潜在層へのアプローチなどの別の広告施策に予算を充てるべきであろう。

まとめ

今回のコラムでは、コンバージョン数の最大化というスマート自動入札戦略に絞ってご紹介した。コンバージョン数の最大化は、使用できる広告費が少なくともその予算の範囲内でコンバージョン数を最大化してくれるため、目標コンバージョン単価設定で機械学習がなかなか進まず、うまく目標コンバージョン単価を達成できなかったという方も是非試していただきたい。リンクルではスマート自動入札戦略もお客様の広告効果を最大化できるようにご提案・活用している。是非現状の広告効果に満足がいかない、更なる広告効果を追求していきたいとお考えの方は、下記よりリンクルまでお問い合わせいただきたい。