【リスティング広告】広告やリンク先のABテストを行いたい場合に取るべき手法についてご紹介

リスティング広告における有効な広告・リンク先ABテストの方法とは？

リスティング広告の成果改善を行う上で広告の改善はクリック率やコンバージョン率に大きな影響を与える部分であり、広告文言や訴求のテスト、リンク先（ランディングページ）のテストを実施し、その結果をもとに今後の方針を立てることもできるだろう。既にこれらのテストを実施されている方は良いとして、具体的にどのようにテストを行って評価していけば良いか分からない方や、広告上でどのように設定を行えば良いかお悩みの方も多いのではないだろうか。そこで、今回のコラムにおいてはリスティング広告においてどのように広告・リンク先のABテストを行い、評価していけば良いかについてご紹介させていただく。ぜひ日頃の広告運用の一助となれば幸いである。

リスティング広告のABテストの具体的な方法について

それでは早速、広告・リンク先のABテストの方法について紹介させていただく。

１）同じ広告グループ内にABテスト用の広告を追加する方法

まず、一般的な方法として、同じ広告グループ内に比較したい広告パターンを追加する方法が挙げられる。これは広告を複製して、検証したい部分を変化させることでテストが可能であるため、配信準備も比較的容易にできるというメリットがある。注意点としては既存の広告に新規パターンの広告を追加した際、既存の広告の品質が相対的に高くなることで配信量が偏ってしまう（既存広告の配信量が多く、新規広告の配信量が少ない）場合がある。対処法としては「広告の最適化」の設定を「最低化」から「最適化しない」に変更するか、既存広告を複製して新規広告として配信する方法がある。しかし、前者は広告の最適化が自動で行われないため成果が悪化する恐れがあり、後者は今までの配信実績が引き継がれないため既存広告の品質が悪化する恐れがあるので注意していただきたい。

２）広告グループを分けてABテスト用の広告を追加する方法

次に広告グループを複製して、広告を分けるという方法もある。この手法のメリットとしてはABテストの結果が広告グループ単位で見られるので配信量や成果などが見やすく、調整しやすい部分である。一方、注意点としては同じ入札単価にしていても広告の品質によって配信の出やすさが異なるため、入札単価などを調整しながら配信量をテストできる範囲でコントロールしていただきたい。

３）（Google広告のみ）下書きとテストを用いる方法

最後に、Google広告のみの設定とはなるが、下書きとテストを用いる方法についてご紹介する。本手法のメリットは見込みユーザーの配信量を既存キャンペーンとテストキャンペーンでコントロールできるため、配信量の調整がしやすく、成果の判別も行いやすい。デメリットとしては他の要素を変更すると成果に影響するため、頻繁に広告を変更するなどの操作を行う場合にはあまり適していない。

まとめ

本コラムではリスティング広告においてどのように広告・リンク先のABテストを行い、評価していけば良いかについてご紹介した。広告文やリンク先のABテストについては日頃の成果改善で使う機会が多いため、上記の手法のメリット・デメリットを理解した上で最適な方法を選んでいただきたい。リンクルではさまざまな業界、業種における成功事例を多数蓄積しており、クライアント様のビジネス目標に合わせて効果的なご提案をし、ビジネス目標の達成に数多く貢献してきた実績がある。現状リスティング広告やSNS広告をどのような設計にすれば良いか、どのように効果を改善できるかなどでお悩みの方はぜひ下記よりお問い合わせいただきたい。

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