SEOの頻繁なアップデートから分かるリスティングの必要性を考察してみた

色々な視点で頻繁に行われるSEOのアップデート

このコラムを読んでくださっている方はよくご存知だろうが、WEB業界ではSEOと呼ばれる対策がある。SEOとは検索エンジン最適化のことで、検索エンジンの検索結果で自らのWEBサイトを上位表示させる為に様々な工夫することである。検索エンジンは、登録されているWEBページをキーワードに応じて表示するが、表示されるWEBサイトの順位は検索エンジンごとの独自の方式に則って決定している。検索エンジンの検索結果で上位にある方がユーザーの目につきやすくサイトへの誘導もできる為、多くの企業が検索結果の順位を上げる為の試みを行っているだろう。webの施策としては非常に重要な対策となるが、実はSEOには「アップデート」と呼ばれる大きな順位変動が起こる。しかも何の連絡もなく、突然大幅な順位変動が行われる。弊社にも「SEOの順位が大幅に下がってしまい、上がってくる見込みがないためリスティングを試したい」等といったご相談を受けることが非常に多い。もちろんSEO対策も非常に重要な改善ポイントの一つとなりえるが、そういったアップデートにも耐えることができるのが「リスティングの良さ」である。今回はSEOの頻繁なアップデートから分かるリスティングの必要性を簡潔に考察する。

SEO「対策」とリスティング「運用」の違い

この業界では一般的に、SEOで順位を上げようとする行為のことを「対策」と呼び、リスティングでは入札価格のコントロールなどで効果を上げようとすることを「運用」と呼ぶ。SEOもリスティングも、うまくいけば非常に費用対効果の高いweb施策となりえるが、大きな違いが一つだけある。それは前述の通り、SEOでは頻繁に「アップデート」が繰り返される。アップデートを行われることで、自然検索の順位が大幅に下がってしまい、元の順位まで戻すのが非常に難題となる。しかも毎回違う視点からアップデートされてしまうため、一つの対策を行えば大丈夫、という具合にはいかない。

それとは逆に、リスティングはSEOの上部に表示されるため、そもそも視認性は高い。また、クリック単価制になるため、広告を表示させているだけなら広告費はかからない。順位の指標は、もちろんブラックボックス化されている部分も多くあるものの、「入札価格×品質スコア＝広告ランク」という明確な指標に基づいて配信されていくため、大きな順位変動に悩まされるリスクは比較的少ないだろう。また、たまにご相談をくださるお客様から「SEOで上位掲載できているからリスティングはいいよ」と仰る方も多くいらっしゃる。しかし、それであれば逆にリスティングは行うべきチャンスだとお話させていただいている。現状、特にGoogleでもYahooでもリスティング広告がファーストビューをを占める割合は非常に高くなっており、SEOは幾分スクロールしなければ視認することができなくなっている。そのため、SEOの補完的要素としてもリスティングは活躍しており、弊社クライアント様でも同様のケースでリスティング、SEO共に効果を上げたクライアント様が非常に多い。

都度対策を打つ必要のある「SEO」と、継続的に運用していく必要のある「リスティング」。どちらも重要だが、目先の目標達成や、中長期的な目標を立てておりSEOの補完要素としても考えられることを想定すればリスティングの重要性は高いとご理解いただけるかもしれない。

リスティングの活用でwebマーケティングに好循環を生もう

今回はSEOの頻繁なアップデートから分かるリスティングの必要性を簡潔に考察した。弊社にはリスティング以外にもSEOやSNS広告、コンテンツマーケティングやネイティブ広告など様々なお問い合わせをいただいている。もちろんリスティングだけをご提案しているわけではなく、ご相談をくださったお客様ごとに最適なご提案をさせていただいている。web施策にお困りの方は下記よりリンクルまでお問い合わせください。