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リスティング広告を始めとする運用型広告の成果改善における最も重要なポイントの一つが、広告の成果を「分析」することであろう。過去に行った広告施策の何が良くて何が良くなかったのかを一定期間ごとに分析し、次のアクションへつながることで広告の成果が改善されていくのである。そして基本的には分析するデータが細かければ細かい程、広告の成果改善のヒントとなる情報は得やすいであろう。今回は、そんな細かな分析を行う際にぜひ活用したいGoogleアドワーズの「詳細分析」タブについてご紹介する。
2017年12月現在、詳細分析タブでは「コンバージョン、ラベル、期間、リンク先URL、最終ページULR、変動レポート、地域、ユーザーの所在地、距離、検索語句、検索広告とオーガニック検索、自動プレースメント、料金が発生しないクリック、通話データの詳細、キャンペーンの詳細、広告グループの詳細」といった合計16個の項目を確認することができる。確認の方法は非常に簡単で、アドワーズの管理画面TOP>詳細分析>表示と進み確、認したい項目を選択するだけである。以下では詳細分析タブの中でも特に便利な項目についてご紹介する。
・コンバージョン
コンバージョントラッキングで複数のコンバージョンを定義している場合にはそれぞれのコンバージョン毎の成果を確認することができる。例えばBtoBの商材であれば、「資料請求」と「お問合せ」を、通販系の商材であれば「商品の購入」と「会員登録」を分けて計測していることも少なくないであろう。
・期間
時間、日、週、月、四半期、年単位での成果を確認することができる。商材によっては土日のコンバージョン率が平日と比較して低いといった傾向や、夕方以降に大幅に検索ボリュームが伸びる、といった傾向が見えてくるであろう。そういった傾向を把握し、曜日ごとや時間帯ごとの入札調整を加えてあげるだけでも成果は大きく改善するであろう。
・最終ページURL
ランディングページのABテストやキーワード毎に細かく最終ページURLを設定している際に便利である。ランディングページやホームページのの分析や改善をする際に役立てると良いであろう。
・地域
「地域」を選択すると市区町村単位での成果を確認することができる。こちらも地域ごとの出稿の有無や入札比率調整を加える際に重要な指標となる。
・検索広告とオーガニック検索
アドワーズアカウントとサーチコンソールのアカウントをリンクさせることで有料検索とオーガニック検索両方のレポートを確認し、自社のWebサイトのページがGoogleの自然検索に表示されている頻度や、それらの詳細な検索クエリまで確認することができる。この項目を有効活用することにより、有料検索とオーガニック検索をTotalで分析したキーワード出稿戦略に活かせるようになる。
今回は、Googleアドワーズで活用できる詳細分析タブについてご紹介した。普段はキャンペーン、広告グループ、キーワードタブを使用してアカウントの階層ごとに広告効果を分析されている方が多いかとは思うが、詳細分析タブを確認する習慣をつけることでより多角的にアカウントの状況を把握し、成果改善につなげることができるようになる。リンクルでは普段から各広告媒体の分析指標に精通した広告運用の専任担当者がお客様の広告効果の分析、成果改善に努めている。プロフェッショナルによる広告運用にご興味のある方はぜひ下記よりお問合せいただきたい。
K.S
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