アドカスタマイザーとは？リスティング広告で広告文をさらに魅力的な広告文に変える機能についてその他の自動挿入機能などと合わせてご紹介。

自動挿入機能。アドカスタマイザーとキーワード自動挿入、動的検索広告との違いとは？

リスティング広告を運用していて、皆さんはアドカスタマイザーという機能をご存じだろうか？通常リスティング広告の広告文は、登録しているキーワードや商材・サービスなどを考慮したうえで固定して設定することがほとんどである。しかし、アドカスタマイザーをはじめとする自動挿入機能はユーザーが検索した語句に合わせて広告文を変化させる機能であり、ユーザーのニーズとの関連度をさらに高めることができる機能となっている。このユーザーの検索語句に合わせて広告文を変化させる機能は複数存在し、それぞれの違いについてきちんと理解したうえで活用する必要がある。そこで本コラムでは、ユーザーの検索語句に合わせて広告を変化させることができるキーワードの自動挿入、アドカスタマイザー、動的検索広告のそれぞれの特徴と違いについてご紹介していく。日頃の広告運用の一助となれば幸いである。

キーワード自動挿入、アドカスタマイザー、動的検索広告

それでは早速それぞれの機能の特徴についてご紹介していこう。

①キーワード自動挿入

キーワード自動挿入は、ユーザーの検索語句に反応して広告の表示につながった登録しているキーワードが広告文に自動的に追加して掲載される機能である。例えば、ユーザーの検索語句「パン屋新宿美味しい」に対して、登録しているキーワード「パン屋新宿」のフレーズ一致に反応したとしよう。この場合、広告文には「パン屋新宿」というキーワードが自動的に挿入された状態で広告を掲載することができる。実際の広告文としては、「パン屋新宿の有名店なら」等という掲載のされ方をする。この機能は、登録しているキーワードに合わせて広告文を構成するため、必ずしもユーザーの検索語句と一致したものが挿入されるとは限らないので、注意が必要である。また、挿入するキーワードが長すぎることで、広告文の文字数を超えてしまう場合は、事前に決めておくデフォルトのキーワードを挿入することになる。

②アドカスタマイザー

アドカスタマイザーもユーザーの検索語句に合わせて広告文を変化させるが、こちらは登録しているキーワードをそのまま広告文に表示させるだけでなく、事前に各検索語句に対して挿入するキーワードを広告主側で設定することが可能である。例えば、先程と同様に「パン屋新宿美味しい」という検索語句に対して、「パン屋新宿」のフレーズ一致キーワードが反応したとしよう。そして、広告主は事前に「パン屋新宿」のキーワードには「新宿の絶品パン屋」を挿入するようカスタマイザーの設定していたとする。この場合、広告文には「新宿の絶品パン屋なら」などいう形で掲載される。キーワードをそのまま挿入する①の機能と比較するとさらにユーザーのニーズとの関連性を高めることが可能であり、魅力的な広告文に変えることができる。しかし、キーワードの自動挿入機能に比べるとフィードの作成など工数がかかってしまうことが難点として挙げられる。

③動的検索広告（Yahoo!では動的検索連動型広告）

動的検索広告は事前にキーワードを登録する必要がなく、ユーザーがウェブサイトのタイトルや頻繁に使用されているフレーズと密接に関連した用語を使用して検索すると、その検索語句にあった広告文の見出しとランディングページを自動的に挿入することができる機能となっている。事前にドメインを登録し、そのドメインの中で最適なランディングページ、そして、関連性の高いフレーズを使用した広告文を掲載させることができる。こちらは事前にキーワード等を登録せずに活用することができるため、この広告を配信するにあたってかかる工数は少ないが、その分幅広いユーザーの検索語句に反応してしまうため、例えば、パン屋の店舗集客の広告を配信していたとしても、ユーザーの検索語句次第では、パン屋の求人ページにリンクして広告を掲載してしまうことがある。この場合は検索語句やウェブサイトを除外設定して配信する必要がある。

まとめ

今回、キーワードの自動挿入、アドカスタマイザー、動的検索広告についてご紹介した。それぞれ活用するメリットとデメリットが存在するため、使い分けが非常に重要となっている。リンクルでは、お客様の商材・サービスに合わせて最適となる機能を使い分けより効果の高い広告運用を行っている。プロフェッショナルによる広告運用にご興味のある方は是非下記よりお問い合わせいただきたい。

S.T.