見えづらいDSPをいかに運用すべきか
今も伸び続けているウェブ広告には様々な種類があり、いわゆるバナー広告にもGDN、YDNを筆頭に、CriteoやBLADEなど、DSP広告にも様々な種類がある。それらには一つ一つ特徴があり、本コラムでも数回にわたり紹介してきた。今回はその中でもKANADEの運用方法についてご紹介する。KANADEの特長にも様々な種類があり、
以前のコラムでもその内容について紹介させていただいた。その中で、筆者が特筆したい特長の一つが、KANADEは細かく運用ができるということだ。DSPは実際の運用が媒体に任せっきりのものもある。その中でKANADEは自ら細かく運用ができる。ただ、この設定、初めての方には分かりづらいところもあるだろう。今回はそんなKANADEの運用方法についてご紹介する。DSPに興味はあるものの、なかなかはじめられない…そんな方の一助となれば幸いである。
①適正な予算設定、目標クリック単価の調整ができているか?
まず、最も大事な点として、これはKANADEに限った話ではないが、予算設定と目標クリック単価について見る必要がある。予算設定が低すぎる、あるいはクリック単価が高すぎると午前の早い時間中で配信がストップしてしまう。そうなってしまうと機会損失が著しい。予算の関係上、仕方ない時は当然あるかもしれないが、それでもクリック単価を適正にして行く努力は必要だろう。
②CPA最適化の設定になっているか?
KANADE の大きな特長の一つとして、配信目的を配信量を重視するか、CPAの最適化を重視するか指定することが可能である。獲得目的であるなら、基本的にはCPAの最適化を重視する必要がある。
③フリークエンシーの設定はしているか?
フリークエンシーキャップの設定では、ある期間の中で一人のユーザーに対し何度まで配信するかということを決めることができる。例えば、1日のうちに一人のユーザーに対し10回まで配信するといった設定ができる。これを設定しないと同じユーザーに対して何度も配信されるという事態が起きる。何度も配信されることでユーザーの不満を溜めてしまい、ブランドイメージを下げることにも繋がりかねない。きちんと設定するようにしよう。
④PCとスマートフォン比率は確認できているか
リスティング広告と同様、デバイスの比率は成果に大きく関わってくる。スマートフォンで異常なほど配信されていないか、CPAが高騰しすぎていないか考慮して配信を進めるようにしよう。
⑤配信先をチェックしているか
KANADEでは、配信先を簡単に確認することができる。明らかに成果の悪いポイントサイトなどに配信されていないか確認し、そういった配信先に配信されている場合は除外するようにしよう。
⑥様々なクリエイティブを試そう
ディスプレイ広告で肝となるのはクリック率だ。基本的にディスプレイ広告はインプレッション課金、すなわち表示された回数に応じて課金がされる。そうなってくると限られた表示回数の中でいかにクリックをあびるかが重要になってくる。動的なバナーに加えインフィード広告を試すなど、様々な配信手法を試し成果の良いものに寄せて行くようにしよう。
リスティング広告のノウハウを活かして運用しよう!
今回のコラムではKANADEの配信方法について概要を説明した。紹介したように、実はディスプレイ広告をきちんと運用できればKANADEも運用できる。ただし、その方法もわからずただ始めてしまうのは非常にリスキーかつ成果の上がりづらい広告配信となりうる。その点リンクルでは、リスティング広告はもちろんDSPの運用も得意としている。成果の上がるDSP広告にご興味のある方は下記よりお問い合わせください。
N.H
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