基本的な事項は抑えた…。でももっとリスティング広告の成果をあげたい!
このコラムをご覧になっている方の中には、リスティング広告をある程度の期間運用し、リスティング広告の基本的なコツを知った上で運用していらっしゃる方もいるのではないだろうか。しかし、その中でも更に成果を上げていきたいと考えられている方も多いのではないかと思う。今回のコラムではそういった方に向けたリスティング広告の配信手法をご紹介する。
限られた予算内でリスティング広告の成果を更に上げていくための施策とは?
それでは早速、リスティング広告の成果を更に上げていくための施策をご紹介する。
①マイクロコンバージョンの活用
リスティング広告で調整を行う際、最も参考にすべき指標はなんだろうか。クリック率であろうか、表示回数であろうか、そうではない。リスティング広告をはじめとするWeb広告の最大の良さの一つは、費用対効果がきちんと計測でき、それに基づいて様々な施策を実施できることである。そうなってくると、やはり最も重要な指標はCPAになってくるであろう。しかし、このCPA。あまりにもCV数が少ないとどのキーワードが効率が良く、逆にどのキーワードが効率が悪いのか判断が難しい。CV数が少ない段階で判断してしまうと、間違った判断をしかねない。ある程度データが揃った状態で施策を実行することで成果を改善しやすくなる。そうなってくると、月1~10件程度しかCV数がとれない場合は、何か別の指標が必要となってくる。その際に使えるのが、このマイクロコンバージョンという指標だ。この指標では、実際のコンバージョンより少し浅い段階、例えばフォームにCVタグを導入することによって、多くのCVを計測、そのデータを基に最適化を行うことで成果の改善を図りうる。
②Googleアナリティクスの指標を有効利用
①のマイクロコンバージョンという仕組み以外にも、CV数が少ない時にGoogleアナリティクスを有効活用する手もある。Googleアナリティクス(以下GA)では、パラメーターを付けることで、どのキーワードでページの滞在時間がどれだけか、直帰率はどの程度なのかを計測することができる。GAと連携することによって、CV数が少ない場合でも、成果に繋がりうるキーワードを特定することができるのである。
③GAを最大限に活用
GAはサイトのユーザーの動きをみることができるため、上手く活用することで成果を最大限に上げていくことができる。そのうちの施策の一つとして、GAリマーケティング(以下GAリマケ)というものが挙げられる。GAリマケでは、サイト内のユーザーの動きに沿ってユーザーリストをセグメントすることができる。どれだけの時間サイトに訪れているのか、何ページ閲覧したのか…そういった情報を基にユーザーリストを制作することによって、成果の改善に繋げていくことができる。
④アドカスタマイザーで広告文を徹底ボールディング
成果の良い配信をするためには、品質スコアが非常に重要になってくる。広告文を丁寧にボールディングすることで、成果の改善に繋げることができる。しかし、ボールディングするために広告グループを分けてしまうと、せっかく溜まったデータを二分してしまうことにもなりかねない。アドカスタマイザーを利用すれば、そういった事象を防ぎつつ、細かくボールディングをすることが可能となる。
木を見て森を見ずな運用にならないように気を付けよう
今回のコラムでは、上級者向けリスティング広告の改善施策についてご紹介した。これらの項目を一つ一つ実施することで成果は少しずつ改善していく。しかし、これはあくまである程度リスティング広告で成果を上げたうえでの施策である。細部にとらわれすぎて、キーワードの除外であったり、成果が悪いキーワードでの配信が強くなりすぎる等、そういったことがないように気を付けよう。リンクルではこういった細部からアカウントの大枠の設計、考え方まで熟知した運用者が日々運用を行っている。プロが行うリスティング広告に興味のある方は下記よりお問い合わせください。
N.H
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